もし日本語教師がアラビア語を勉強したら
日本語教師とは語学のプロ(のはず)。そんなプロ(の駆け出し)が語学に挑戦したら、どうなる?をテーマに始めたブログも、アラビア語学習編、ヨルダン生活編、日本生活復帰編を経て、大学院編に突入します!

大学院のセンパイインタビュー⑦小川靖子センパイ

前回の荻野センパイの記事を見てFacebookでシェアしてくださった小川センパイのポストを見て、すかさず「もしよければ、小川センパイにもインタビューさせてもらってもいいですか?」と書き込んだところ、快諾!

リンク→大学院のセンパイインタビュー⑦小川靖子センパイ

インタビュー裏話:
実は小川センパイはこのインタビュー数日前に日本に帰国し、そして数日後にまた海外に旅立たれるという超過密スケジュールでした。
そんな忙しい時ですが、直接お会いしてインタビューできたのは本当にラッキーでした!
大学院のお話というよりは、海外でのお仕事の話が多かったのですが、ストレスフリーに海外で過ごす秘訣を聞けました。私も小川センパイの名言、「ベストじゃなくてもベターならいい」をモットーに修士論文がかけるように頑張ります。
スポンサーサイト

大学院M1後期が始まりました

長いような短いような夏休みが終わり、気がつけば今年もあとわずか。
し、信じられない!!
なんだこの時の速さは!
光陰矢の如しとはこのことなり。
(って毎年思っています)

大学院も後期に入りました。春夏学期(前半戦)は慣れないことが多々ありましたが、後期に入って引き続き慣れません(笑)

まあ、そうそう慣れないですよね。研究って。
そんな簡単に慣れちゃー困るよ君。とか偉い先生に言われそうです。

慣れたことといえば、論文をiPadで読むことぐらいですかね
今、論文はオンラインでダウンロードできるところが多いので助かります。
ダウンロードできない場合も図書館にお願いすればコピーを取り寄せられます。
大学院生になってから気がついたんですが、世の中にはいろんな研究している人がいるんですね。
私はICTとか言語を使った人の繋がりとかを研究したいと思っているんですが、「ICT」「つながり」「日本語」とキーワードを入れて検索するとドワワワーーーっと論文が出て来ます。
その中から自分の研究に関わるだろう論文を探して読むこと。
そして本当に関わりがある論文が見つかったら、その論文が参考にしている論文を読むこと。
そしてその論文が参考にしている論文を読むこと...
という参考文献ループ。

研究とは、先人の研究をいかに整理し、その上で自分の研究を絡ませるかが大事だそうです。
巨人の肩の上に立つ...というやつです。
(巨人といっても首の後ろを切り裂かなくてはいけない奴ではなく)

まだ巨人の全体像がつかめませんが、早く情報集めて自分の研究を始めたいです。

大学院のセンパイインタビュー⑥荻野雅由センパイ

今回のインタビューは海外編です。
今まで日本の大学院での話を聞いて来たのですが、ふと「海外ってどんな感じなんだろう?」と気になって、ニュージーランドの荻野センパイにzoomを使ってインタビューさせていただきました。

リンク→大学院のセンパイインタビュー⑥荻野雅由センパイ


インタビュー裏話:
荻野センパイとは直接お会いしたことはまだないのですが、荻野センパイが開催しているオンライン上の勉強会やワークショップに参加させていただいたことがきっかけで今回のインタビューをお願いしました。
荻野センパイは「ワールドカフェ」というイベントを積極的に開催しているセンパイで、このイベントは人と人をつなげるのに最適のイベントだな、と参加して私も思いました。
このインタビュー後も色々情報交換をさせていただき、私もいつかワールドカフェしたいな〜〜と思うようになりました。

大学院の1/4が終了

あっという間に大学院1年目の前期が終了しました(だいぶ前に)。

この半年弱でしたことを振り返ると...
1)ゼミで輪読というものをした
2)統計学の本を読んだ(輪読で)
3)本を読んでも理解できないことが世の中にはたくさんあるということがわかった
4)本を色々読んで、その内容を発表するのは大変だ
5)でも知識を使って話すことは面白い
6)世の中にはいろんな研究をしている人がいる

などのことをしたり感じたりしました。

あとは、仕事しながら大学院って大変なんだな。ということを痛感しました。

おかげさまで日本語教師不足が蔓延しているらしく、非常勤の仕事をさせてもらえるのはありがたいんですが、仕事多すぎて回らなくなりました。
大学院に行くので仕事はかなり減らしたのですが、それでも苦しく...
仕事は量ではなく質的に苦しかったです。
非常勤というアルバイトのような立場と給料の割に、色々やることが多く、責任もあり、何より大学院の授業日だからと休みをもらっていても、「仕事でどうしても行かなくてはいけない日」という日が出てきてしまい、結局そういうお仕事は全部やめることにしました。

大学院は人生のうちに何度も行くわけではないので、今いけるチャンスをもらえたからには大学院に集中しようと思った次第です。
これは自分が大学生(学部生)の時に、留学するお金欲しさにバイトばかりして勉強に集中しなかったことを後悔しているからです。

おかげさまで、今は程よく仕事をさせてもらいながらも自分の研究について発表したり他の人の研究内容を聞いたり、本を読んだり今まで知らなかった技術に触れたりと楽しい学びの時間を持てています。

大学生の時はお金がないことに不安しかありませんでしたが、大人になって「なんとかなるっしょ」と思えるようになりました。そう思えるようになったのは、大学卒業後、というか会社を辞めた後に会社で働かずとも生きている大人をたくさん見てこられたからだと思います。

そして、お金があっても幸せにはなれないこともあるし、立派な仕事をしていても残念な人もいるし...
とにかくいろんな人を見ることができて、自分も好きなことをして生きていたいな〜と思えるようになれたのは大きな財産です。

さて、せっかく仕事をやめたり時間とお金をかけて行く大学院なので、最高の時間になるように努力しよう。。。
と思いつつ、今日もゴロゴロ...。
自分を律するのはなかなか難しいです。

「反転授業ワールドカフェ」に参加してきました!

去る8月26日(土)、武蔵野大学で開催された「未来の先生展」というイベントの「反転授業ワールドカフェ〜世界の実践者とつながって語り合う教育の未来〜」というイベントにオンラインで参加しましたので以下、まとめます。
講演者はジョナサン・バーグマン氏、田原真人氏です。
詳しくはこちら。



1. 田原氏インスプレーショントーク
今、社会はパラダイムシフトしようとしている。
産業革命から世界は巨大な機械と考えられていた。
人間は機械のように同じ動きをすることで秩序を保っていた。
そのため情報は管理者のみが持っている。
管理者に黙って従うことが求められていた。そのため、服従、時間厳守、忍耐強さや思考の規格化(同じように考える)が必要なので、当然教育もそのような能力を身につけるための教育をしてきた。
この機械のような世界では世界は決まった法則で動いているため、ある程度決まった(必要な)作業をしていけば欲しい未来が手に入った。
ゴールは未来。ゴールから今すべきことが明らかになった。

しかし、22年前からインターネットが生まれてからこの理論が通じなくなってきた。
インターネットによって世界が強くつながって、1つの生命体のようになってしまった。そのため、あらゆるものが繋がりあって複雑な現象が起きるようになった。

機械のような世界では一部だけを見て他は無視して法則を見つけられたが、生命体のような世界でそれは通じない。
世界中が強くつながっているため、一部だけを見て他を無視できなくなってしまった。

そのため、今後秩序を保つためには自然が持っている「自己組織化する能力」が重要になっている。
「自己組織化する能力」とは、木は自然と寄り集まって森を作る。
私たち人間も同じように自然と集団を形成し、互いに助け合って組織化し、秩序を作っていく。

「自己組織化する能力」を身につけるための教育には何が必要か。
1. 自然のように一人一人が自由になって生きたいように生きる。
 (自分自身であること)
2. 情報は組織の構成員がそれぞれ持っている。対話や組織学習によって情報を共有し、進むべき方向を見出していく。
 (違いから学ぶこと)
3. 今から未来を作る(成功パターンはないので、今していることから最善の未来を創っていく)
 (内省によるリフレーミング)

今後の教育は、安全な場所で自分を表現していくことが必要。

2. バーグマン氏インスピレーショントーク
反転学習3.0について
(反転学習1.0では学生の成績や教師の満足に集中していたが、3.0では1つのテクニックとしての反転学習ではなく、様々な教育方法に使えるメタ教育方法に進化しているという考え方に進化。詳しくは後述)

バーグマン氏による質問:教室の対面授業は何に使うのがベストか?
→できるだけ生徒と向き合う時間にしたい。
 Marzano Research の調査(アメリカの授業では何に時間を割いているか)
 58%講義(新しい内容に取り組む)
 36%学んだことを実践する、練習して深める
 6%仮設の生成と検証を含む複雑な課題に取り組む
 …田原氏のインスプレーショントークで話していた機械のような世界における教育と同じ。

ベンジャミンブルームの分類法によると、勉強とは以下のように単純なものから複雑なものへと段階を追っている(下が一番簡単)
 創造(最も技術が必要:仮設の生成と検証を含む複雑な課題に取り組むなど)
 評価
 分析
 応用
 理解
 記憶(単純、覚えるだけ)
→反転学習にすることによって授業内でのヒエラルキーを反転させられる
 →とはいえ、全てを逆転するというよりは、分析と応用が一番大きいダイヤ型→
  になるのが現実的。

>反転学習とは?
反転学習は新しい教育テクニックではなく、メタ教育テクニック
反転学習はビデオ学習といった一つの形をとる教育手法ではなく、
反転学習はいろんな学習を支えるためのメタ教育てニックである。
どんな教育方法でもサポートできる。
反転学習はOSで、PBL(プロジェクトラーニング)やMasteryなどはアプリのようなもの。

>なぜ反転学習は成功するのか?
 理由は2つ
 1)能動的な学習(アクティブなラーニング)環境が作れる
 2)見落としがちなポイントだが、教師と学生や学生と学生の関係が良くなるという理由も。
   安全に学習できる場所があるから。

>反転学習は様々な問題を解決できる
1)学生の低い理解力が解決できる。
2)教師の不満を解決(教師の不満ってどういうこと?どうして嬉しくなる?
3)成績向上(特に最も低い人たちが向上)

ワールドカフェ(ハーベストで話し合った内容も含めて)
セッション1:教室で何をするのがベスト?
・話す、アウトプットする、アクティブラーニング、文法は自学でいい。
・沈黙、内省でもいい
 →熟成する時間になるから。


セッション2:反転授業で教室の学びが変わることで、未来はどう変わると思いますか。
・自分で考えたことを表現できる時間が作れる=自分らしく生きられる
・インタラクティブな時間が増える、いろんな価値観に触れられる
・反転学習だけじゃ変わらない。
 でも、教員というか教育観を変える方が大事。(どうやって変えるかはみんなで考えよう)
・それぞれの学習目的にあって学習できる=序列を作らない=平和
・自分で実践したことから学えるようになる
・学生同士のスキルの差があっても、学びあえる。助け合える。
 そうやって学び合い、助け合いの中で社会が作られる。→機械じゃない社会が作れる。

以上です。