もし日本語教師がアラビア語を勉強したら
日本語教師とは語学のプロ(のはず)。そんなプロ(の駆け出し)が語学に挑戦したら、どうなる?をテーマに始めたブログも、アラビア語学習編、ヨルダン生活編を経て、日本生活復帰編に突入します!

会話クラブ 第30回 自殺

前回の会話クラブで日本へ行った学生が富士山観光の際に「青木ヶ原の樹海」を見たそうで、「日本には自殺の森があるんですね!」と明るいテンションで話した始め、他の学生たちが「何それー!」と興味津々になってしまいました。
ですがすでに会話クラブ終了時間間際だったので「じゃ、来週話しましょう」ということになりました。
というわけで、今回のテーマは「自殺」です。

まずは前回でも話題に上がった「青木ヶ原の樹海」について。
富士山近くの樹海では自殺する人が多い森があるという話しから、「日本ではどれぐらい自殺する人がいるのでしょうか?」という質問に対して、学生が「100人ぐらい?」とか言っていました。

実際は年間3万人程。

他の国はどうなのか、という質問に対して世界の自殺者ランキングなるものがあり、それによると1位は韓国、2位リトアニア、3位カザフスタン、4位ベラルーシ、5位日本でした(同じくウィキペディア調べ)。
ちなみにヨルダンは自殺者0でした。(但しデータが1970年代の物なので現在は何人かはわからない

上位の国が天気の悪い=太陽の光が少なそうな国の中、日本は日当りが悪い訳でもなく、政府の締め付けもないように思われる国ですが世界ランキング5位。

ヨルダンでは自殺がまずないそうです。
自殺したとしても、それを語る人はいないぐらいタブーなことです。
学生も「自殺は禁止されています」と言っていました。
といっても法律で禁止されているというよりは宗教上の教えとしてやってはいけない、と言われているからだそうです。

ちなみにこの日は8割ムスリム、1割クリスチャン、1割日本人(おそらく仏教徒)でした。

ムスリム、クリスチャンの考える「命」とは。
命は自分のものではなく、神様から与えられたもの
このチャンスを自分から捨てるのはもったいので、現状がつらくても耐えなければならない、というのが学生(ムスリム&クリスチャン)の考え方です。

さらに、彼らの教えの中には死後の世界が存在していて、もし自殺をしてしまったら一生地獄にいなければならない、という死後世界のイメージもはっきりしています。

なので自殺をしてはいけない。
という主張があります。

それに死んだ後、最後の審判の時に復活して永遠に天国で過ごす、というイメージを持っている人が大半なので、もし今いきている現世で自殺をして永遠に地獄で過ごすよりも、現世がつらくても我慢して耐えて人生を全うした後で天国に行って永遠に幸せに暮らしたい、という想いがあるとも言っていました。


などなど、ここには書ききれませんが、次々意見がたくさん出てきました。
最初は重すぎるテーマではないかと心配していましたが、意外に楽しく話しを進めることができてよかったです。
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