もし日本語教師がアラビア語を勉強したら
日本語教師とは語学のプロ(のはず)。そんなプロ(の駆け出し)が語学に挑戦したら、どうなる?をテーマに始めたブログも、アラビア語学習編、ヨルダン生活編を経て、日本生活復帰編に突入します!

中級コース始めました@JJCS その2

中級コースを始めたのが9月。気がつけばすでに11月も末。学期の終わりが見えてきました。
(中級コースを始めた経緯はこちら→中級コース始めました その1※別リンクで開きます)

まず、「新日本語の中級」という教科書ですが、、、めっちゃ使いやすい!!!!

さすが、日本語教育の王道・「みんなの日本語」と同じ出版社!という感じです。
メインの会話と文法問題とロールプレイまで教科書に載っているので授業が進めやすいんです!
さらには別冊で英文解説やCDとDVDという副教材が豊富!!
もちろん10年ぐらい前の教科書なので表現や内容がやや古くなってしまっていますが、文字も音声も映像も文法練習問題も揃っているので、まさに日本語教材の幕の内弁当や〜(彦◯呂さん風)

そんな幕の内弁当を引っさげて、10回ほど授業をしてきました。
気がつけば10名いた学生も7名に。いいんです。7名のこればアルハムドリッラー(アッラーのおかげで/おかげさまで、という意味のアラビア語)。

しかもこの7名は最初からガンガン漢字の練習をしてきたおかげか、漢字を自主的に勉強しているようです!
なので授業中にも漢字の書き方、読み方、似た漢字の質問が飛び出して嬉しい限りです。
(ついて来ている学生とそうではない学生の差はありますが・・・)

漢字については、最初の頃に「自分の好きな漢字を5つ書いてくる」という宿題を出して、次の授業の最初に学生に紹介する、という活動をしてみました。
なかなかいろんな漢字が出て来て楽しいのですが、これだけで30分以上の時間をとってしまうので、途中からJLPTの漢字対策本に切り替えました。

また、教科書に出てくる場面を一通り勉強したら、自分たちでスキット(台本)を考えて演じてみたり、ロールプレイ(役割だけ決めて、台本なしのまま即興芝居)をしてみたり、、、発信する機会を多く作れたと思います。

但し、授業中の説明に関しては私の準備不足と英語頼りになってしまって、ちゃんと日本語のニュアンスまで伝えきれたかわかりません。

中級クラスになってくると、学生同士のレベル差が大きく開いていくことが問題になってきます。

このクラスも、何でもすぐに答えられるし読めるし話せるし漢字もそこそこわかる、という学生と、文法はたくさん知っているけど話すことができないという学生と、初級文法がまだ定着していない上に耳が余り良くないので私(教師)の発言が耳に入らないという学生と・・・とにかく多様な学生がいます。
学習歴も2年から3年と、差が開いて行きます。
さらに今回は今まで独学で勉強してきた学生が2名いたので、文法が全然わからないけど話せる、という学生もいました。

とはいえ、今までの中級に比べたらまだマシです。

だって今まではひらがな読めないのに中級っていう学生がいましたから!!!
どうなっているんだよ、このシステム!!!
(ヨルダンには修了試験だけで進級テストがなかったからです)

いずれにせよ、漢字や読解や即興芝居など、自分のしたいことをいろいろ挑戦できる楽しいクラスでした。
JJCSというNPOのコースは初で、場所を借りているアリババセンターにとっては「誰お前?」みたいな扱いも多少受けましたし、毎回教室が変更になって難民気分を味わったりしましたが、まあそれも楽しかったです。

やはり中級以降の日本語教育は大事だと思いました。

私は中級コースでは日本語を教えるのはもちろんですが、それだけではなく、相手を思いやるための日本語や、失礼にならない日本語など、今まで教えられなかった部分を少しですが授業に入れることができました。
(学生が理解したかどうかは自信がありませんが・・・)

また、普段ペラペラ話せることで一般的日本人から「上手ね〜」と言われて井の中の蛙になりかけている一部の学生にも漢字を知らない現実を実感させることができて良かったと思います。



ってまだ終わってないですから!!

あと2回、気を引き締めて教えていきます!
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