もし日本語教師がアラビア語を勉強したら

日本語教師とは語学のプロ(のはず)。そんなプロ(の駆け出し)が語学に挑戦したら、どうなる?をテーマに始めたブログも、アラビア語学習編、ヨルダン生活編、日本生活復帰編を経て、大学院編に突入します!

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会話クラブ 第2回:恋愛観

会話クラブ、さっそく2回目です。

テーマは「恋愛観

わたしの趣味ではなく、前回のアンケートを反映させていただきました。

今回はテーマをリクエストした人、「何について聞きたいですか?」と聞いたところ、

都会では恋愛結婚が増えてきているらしい。
でも地方は見合い結婚が多いらしい。実際はどうなの?


という質問でしたので、今回のお話はそこから始まります。

まずは、「日本の見合いはどうやって相手を決めますか?」に対して、
ここは私の見合い経験談を紹介。
まず写真とプロフィールを聞かせてもらってから紹介してくれた人も含めて4人ぐらいで最初はお話しして、
そこから「あとは若いお二人で・・・」とか言われて二人でお話するんだよ。
と、伝えたところ、どよめきが起こりました。

どうやらお見合いであっても、「2人で話す」ことは不可能なようです。

ある女の子がお見合い体験談を話してくれました。
こちらのお見合いとは、家族親戚に囲まれ、男側の母親に質問攻めにあうことがお見合いのようです。
そして相手の男性とは全く話せないという・・・。

しかも衝撃的だったのが、その母親の質問事項。


質問その1:給料は?(初対面の、しかも嫁になろうという人にそれ聞く?)
質問その2:会社の契約はいつまで?(え?ナニコレ面接??)
質問その3:名前は?(ええええええ!?!?聞いてなかったの!?)

という失礼すぎる母。
でもこれは特殊なパターンだと思います。
と、実際に経験した彼女も言っていました。

当然このお見合いは断ったそうです。


こちらのお見合いは、男性が女性を探すのが基本だそうです。
女の子は待つだけ。
しかも、男性が女性を探す時に、
「給料の良い女性」「色が白い」「小さくてかわいい」・・・などという条件を出すそうです。

もちろんこの意見がヨルダン全土の意見ではないと思います。
でもそう言う人もいるんですね。
というか「給料の良い女性」を探す男性って・・・おいおい。


ご存知の方もいるとは思いますが、イスラム教では結婚前に男女が2人で会うことはできません。
女性は結婚前に髪を見せることもしません(信仰心によるらしいですが)。
では、どうやって出会うのか??

・・・大学や職場、で出会えたらラッキーで、それがなければ誰かからの紹介を頼るそうです。

で、いわゆる「おつきあい」というのは、婚約中にするそうです。
このおつきあいの間、2人で会うためには「契約」をしなくてはいけません。
これは結婚をします、という契約であり、裁判所で行う正式なものです。手続きも大変だとか。

だから、たとえ婚約であっても、解消するには裁判所に行かなければならず、これは大変責任が重いです。

責任が伴う「おつきあい」なわけですね。そうそう簡単には別れられません。

やはり、おつきあい=結婚なんです。
つまり、相手を知るより前に契約を交わすことが多いわけですね。
だから相手を好きになれない場合も当然あるわけで、それが問題だと学習者たちは言っていました。


恋愛してから結婚か、結婚してから恋愛か。
単純に区切れるものじゃないと思います。わたしもまだモヤモヤしています


最後に参加者の一人が予言者モハンマドと最初の妻、ハディージャの結婚ストーリーを教えてくれました。

ハディージャはムハンマドの上司であり、年上の未亡人ででした。
彼女はムハンマドの仕事ぶりを見て好きになり、友人にそのことを伝えたそうです。
その友人がムハンマドに気持ちを確認したところ、
「彼女のことは好きだけど、僕にはお金がないから結婚できない」
と言ったそうです。
その返事を聞いた彼女は、ムハンマドと結婚を決めたそうです。
そしてその後はムハンマドを支え続けたそうです。

(以上、学習者の語る話しをそのまま書きました。
コーランに書いてある内容と違ったらごめんなさい)

そんな恋愛結婚って素敵ね。という感想もありました。
同感です。


と、ムハンマドとハディージャは年上女性との結婚ですが、
現在の慣習では年上の女性との結婚は考えられないそうです。

このように、イスラムの教えと慣習には違いがあるんだ、とムスリムの学習者はよく言っています。
「イスラムの教えと慣習」はなかなかおもしろいテーマになりそうです。
機会があればテーマにしてみたいです。


いずれにせよ、たくさん意見がでたし、参加した学習者から
「楽しかった!」
のお声をいただきました。
わたしも楽しかったです。
アルハムドリッラ。
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