もし日本語教師がアラビア語を勉強したら

日本語教師とは語学のプロ(のはず)。そんなプロ(の駆け出し)が語学に挑戦したら、どうなる?をテーマに始めたブログも、アラビア語学習編、ヨルダン生活編、日本生活復帰編を経て、大学院編に突入します!

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大学の体裁と脱力

うれしいことに、某財団の交流プログラムで、ヨルダン大学の学生が4名、日本へいくことになりました。
この財団の方がわざわざヨルダンにいらっしゃって、わたしもT先生も直接会って交流プログラムについてお話しさせていただきました。
そしてこの担当のKさんは、4名とも日本語学習者から選ぶ予定だったそうですが、
大学側に説得されて2名は大学が選んで、2名を私たちが自由に選べる、という取り決めになりました。

このKさんは中東とつながりが大変深く、今までもこういった事業に関わっていた方なので、
この2名だけは日本語の先生が自由に選んでください。そう学長にも約束しましたので大丈夫です
と、念押ししてくださいました。

わたしはこの時、なんでそんなことを学長と約束しなければいけないのか、
そしてそれをなんでこんなに念押ししたのか、わかりませんでした。


でも、これは大変必要なことなんだとすぐにわかることに。


選考は某財団のフォーマットを使って書類を募集して、そこから審査をしてから6名に絞ってインタビューをして、今回のプログラムの趣旨に合った学生を2名選びました。

この選出の際は、わたしとT先生が合意するまで話し合いをして、
インタビューはすべてビデオ撮影をして、そのデータはすべて担当Kさんに送ってKさんの了承も得て2名を決定しました。


さあ、ここで出てきたのが、大学側の担当者。

日本語チームは2名確定しましたよ〜と、さらっとメールをしたところ、


ヨルダン大学から送り出すのだから、最終決定権は学長にあるのだ

といって、インタビューをした学生6名に

学長審査が最後にあるからまだ決定ではない。近日中に学長面接に来なさい

とメールをした上、時間がないので結局わたしたちが決めた2名だけを呼び出してインタビューをして、

いいだろう、許可する

というメールを私たちに送って終了〜〜〜。


ナニコレー。

この結果、他の4名の学生が戸惑ってわたしやT先生に「どういうことですか」とメールをしてきたので、わたしはできる限り細かく状況を伝えて、学長はああいっているけど、本来なら私たちのインタビューが最終審査だったのであなた方は申し訳ないけど選考から漏れました、次回がんばってくださいという内容のメールを送ることに・・・。
学生たちは「わかりました。次回がんばります」と返事をくれましたが・・・ナニコレー。



いや、実は少し予想はしていたことでした。
そもそもKさんが帰国された後、すぐに学長側の担当者に呼び出されて、
日本語チームのノミネートを今日中にリスト化して提出して
と、言われました。

ん??

いやいや、そんな早く決定できないし、ていうかそもそもリストって何??

と言ったら、

君たちはノミネートするだけで、最終決定権は学長にあるんだよ。ははは

と、、、

んんん???

このときの大学側の担当者が、、、ものっすごく日本語チームを軽視していることがわかったし、
わたしが財団のKさんとも話しはして、2名は日本語チームが決めることになっていると言っても鼻で笑って「何言っているんだ君は」と、バカにしたような言葉と態度だし、
「見栄えのいい学生を選ぶように(choose a good looking student)」とか言ってるし、
てか見栄えって!?

さらにこの時同席していた学科長は「あなたの勘違いよ。あなたは誤解しているの」とか言っちゃってるけど、あなたはわたしとKさんが話していた時にいなかったでしょーが。とツッコミ待ちですかー?というようなあさってな援護してくるし。


てなわけで・・・脱力。。。


「オーケーオーケ―。アンダスターンド。じゃ、できるだけ早くノミネートします。でもすぐにはちょっと無理かもー。でもがんばりますね。インシャアッラー」

と言って退散。


そして全てにおいてやる気をなくしてウジウジしていたら、ナイスタイミングでT先生が電話をくれたので、
何があったのか伝えたところ、速攻で大学側に抗議メールをしてくれて、

さらにその抗議メールをCCで見てくださった日本のKさんが
「日本語チームに一任したので、大学側は口出ししないで!!」
という内容をソフトに英語化した協力な援護射撃メールを大学へ送ってくださいました。

このような頼りになる皆さんのおかげで、無事に選考を終えることができました。

だから、最後の謎の学長インタビューはおそらく
「日本語チームが決めたのではなく、学長の判断だ!」
という体裁を作りたかったんだと思います。


もう本当に疲れました。バカバカC!!


それでも選ばれた学生が「本当にありがとう!夢が叶います!!!」と瞳をキラキラさせて言うので、
まあ、いっか〜。


それに大学のために何かしなきゃという責任感を捨てることができたので、ある意味感謝ですね。
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Comments

No title

おつかれさまー。

選考終了して良かったねぇ><

こういう話、大学配属の子からよく聞くなぁ~。こちらも悪質ですよ・・・。
大学側が◯◯を要求してきて、それが多い学生を行かせるって・・・日本語力は一切関係なしで。

学生の人生なんだと思ってるんだ!ってなるなぁ。

選ばれたみなさんに幸あれ!

2012.11.08(Thu) 21:18       namiigo さん   #tHX44QXM  URL       

Re: No title

それ、先輩から聞いたことがある。御殿が建つぐらいすごいらしいね。
コネとソイツとの戦いはどこにでもあるのねー。巻き込まれたくないよー。

2012.11.08(Thu) 22:57       hirokonihongo さん   #-  URL       

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