もし日本語教師がアラビア語を勉強したら
日本語教師とは語学のプロ(のはず)。そんなプロ(の駆け出し)が語学に挑戦したら、どうなる?をテーマに始めたブログも、アラビア語学習編、ヨルダン生活編を経て、日本生活復帰編に突入します!

会話クラブ 第7回:自分の文化についてどう思いますか。

今日のテーマは学生からのリクエスト。

自分の文化についてどう思いますか?

でも、このテーマをリクエストした学生本人がこないという事態に。
ま、よくあることですね。

今日は日本語学習者5人、日本語母語話者3人の合計8人で実施。

このテーマを選んだものの、
「もし学生から「ヨルダンの文化はだめでしょーがない・・・」とかいうネガティブな意見ばかりでたらどうしよう・・・」と心配していましたが、杞憂でした。

「ヨルダンの文化はとてもおもしろいです」
と、いろんな文化をおしえてくれました。

例えば、アラビアコーヒーの文化。
こちらでは家にお客さんが来たとき、結婚式のとき、とにかくいろいろアラビアコーヒーを飲みます。
それこそイードのときは絶対に飲みます。
これはただ単にもてなしの意味ではなく、アラビアコーヒーには平和や友好の意味があるそうです。
だからケンカをしたときも、「まあまあコーヒーでも飲んで・・・」と、アラビアコーヒーを飲みながら話し合いをするそうです。
少し日本の「一杯飲んで・・・」の文化に通ずるところがあるかな、と思いました。

そしてとにかくヨルダンの文化、アラブの文化は「人に与えること」が大事だそうです。

例えば、遊牧民の時代、通りすがりの旅人がいたら、何も聞かず(素性を探らず)3日間泊めてもてなすのが決まりというか礼儀というか・・・文化だそうです。
相手が敵だろうが味方だろうが、自分の食料があろうがなかろうが、必ず泊めてできる限りのもてなしをするそうです。
すてきなことですね。

以上のことから、他人に対してオープンなのがアラブの文化。
それに対して、日本(とくに東京)は、知らない人に対して話しにくいという意見もでました。

日本に行ったことのある学生は、東京の人はなぜ知らないもの同士は挨拶もしないのか、と不思議に思っていたそうです。
日本人の参加者から、「日本は仲間を大事にする文化だから知らない人に対して少し閉鎖的なのかもしれませんね」と言っていました。

あいにく私は日本人ですが、知らない人と良く話す人間なので、自分が日本文化のスタンダードから外れているのかなあと思いました。

そして参加者から、「日本人の文化で信じられない!って思うことはありますか?
に対して、「べつになにもないです」と答えるので、ちょっと突っ込んだ質問をしてみました。

日本人がお酒を飲むことについて、どう思いますか??

これは私が聞きたかったことです。

ムスリムではお酒が禁止(ハラーム)されています。
でも日本人はお酒を飲みます。お酒は日本の文化だし、日本人との交際の場には必ずと言っていいほどお酒が出ます。

わたしはヨルダンに来てからお酒をあまり飲まなくなりました。

それは周りにいるのがムスリムということもあるし、まあ、個人的にいろいろありまして、今はお酒を控えています。

それに禁止されているお酒を飲む日本人のことをどう思っているのか、嫌だと思っていないのかが気になっていました。

それに対して参加者は、

日本人の宗教と私たちの宗教は違うし、違う文化だし、違うから嫌だとかダメだとは思いません

と、大変分別のある言葉をいただきました。
もちろん、全ての人の意見ではありません。

自分の宗教で禁止されているものを大量に飲んだり食べたりしているので、心の底では否定的な部分もあるかもしれません。
でも、少なくとも違いを認めた上で付き合おうとしていることが、私には嬉しかったです。

同じように、私たち日本人も自分と違う文化、違う宗教だからって否定してはいけないなと感じました。
別の人間なのだから違って当然。
でもその違いがあったって付き合うことはできます。友達になることも仲間になることもできるはずです。
だってみんな同じ人間。同じ地球上の生き物なんですから。


なーんて、壮大なことを考えてしまいました。


もう、本当に会話クラブはいろいろ感動させられます。
今日もいろんな意見が聞けて楽しかったです。
アルハムドリッラー!

*p.s.最終的に、結婚の話しになって「理想の男性/理想の女性」の話しになりました。
やっぱり恋愛は文化の一つですね。

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