もし日本語教師がアラビア語を勉強したら
日本語教師とは語学のプロ(のはず)。そんなプロ(の駆け出し)が語学に挑戦したら、どうなる?をテーマに始めたブログも、アラビア語学習編、ヨルダン生活編を経て、日本生活復帰編に突入します!

会話クラブ 第8回:仕事観 その②

前回に引き続き、「仕事観」について。

ちょっとテーマが難しかったようで、言葉の問題ではなく話せないようでした。
これは私の反省点ですね。

引き続き、日本人ゲストからの質問(もう一人のゲストから)。

仕事が好きですか?働きたいですか?もしくは働きたいですか?


結果、半々でした。

仕事が好き。働きたい。という意見の人は、自分が好きなことを仕事にしている人でした。
働きたくない。仕事が好きじゃない。仕事はお金のため。というのは、好きではない仕事をしている人でした。

なぜ好きではない仕事をしているのか。

それは大学で何を専攻するか、という話しに関わります。

ヨルダンでは多くの学生は大学に入学するために「タウジーヒ」というテストを受けます。
タウジーヒは全国統一試験で、日本で言うところのセンター試験のようなものですね。
日本と違うのは、タウジーヒの結果によって全ての大学の入学可否が決まります
つまり、「A大学の○○学科はタウジーヒの90点以上の人だけ申し込めます」というように決まっているので、
大学が決まるだけでははなく、どの学科に申し込めるかまでタウジーヒで決まってしまいます。

だから、高校最後の一年はタウジーヒの勉強にあけくれるし、
親としてはタウジーヒの結果で行ける一番高い大学、学科へ行かせたいと思います。

例えばタウジーヒが95点だったら0点から95点までの大学、学科を選べます。
この時に本人が音楽や美術等を勉強したいと思っても、芸術系は低い点でも入れます。
せっかく95点取ったのだから、医学部や工学部(高い点数じゃないと行けない)に行きなさいor行った方が良いんじゃない?と、親は言います。

その結果、芸術が学びたくても医学部や工学部に行く学生が多いようです。
もちろん、個人やご家族の意見によっても違います。

こういう傾向があるので、タウジーヒの低い点数で行ける学科、学部は、点数が低くてもいける、ないし、しかたなく行く、というイメージがあります。

だから本当は音楽を学びたい。
でも、音楽はタウジーヒの点数が低くても行ける学部だから、そんな学部には行けないor行きたくない。
だから薬学部に行ったけど、やっぱり・・・。

という学生もいます。
でも彼らのえらいところは、どんなに「やっぱり・・・」と思ったとしても、勉強します。
そしてテストのために勉強をして、おそらく将来はその道に進みます。
嫌だからってバイトばかりして試験は代弁してもらう、とかセコいことはしません(と思います)。

最初は嫌でも好きになるかもしれない。
だからがんばる、と医学を勉強する学生が言っていました。
もちろん、好きになれないけど将来のために・・・と言う学生もいます。

好きなことを堂々と学べて、好きなことを仕事にできたらしあわせですね。

でも好きなことを仕事にしても、必ず嫌なことはあります。
どんな仕事でも良いところ、悪いところはあります。
でも、嫌なところ、悪いところも含めて好きになれるかどうか。
または、楽しもうとするかどうかが大事なのだと私は思いました。


なんて偉そうなことを言っていますが、私も前職では好きではないことを仕事にしていたので全く仕事内容に興味が持てずにひどいものでした。しかも大学時代も好きなことを勉強させてもらっていたのに真面目ではなく・・・。後悔しても始まらないので、いま出会えた大好きな日本語を仕事にしていけるようにがんばります。


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