もし日本語教師がアラビア語を勉強したら
日本語教師とは語学のプロ(のはず)。そんなプロ(の駆け出し)が語学に挑戦したら、どうなる?をテーマに始めたブログも、アラビア語学習編、ヨルダン生活編を経て、日本生活復帰編に突入します!

自由すぎると束縛を求めるのはひとのさがかもしれない

9月に始まった初めての学期もなんとか終了。
最初はいろいろ頑張るぞ!と思ったものの、12月には毎回授業をするだけで精一杯という体たらく・・・悔しいですが、仕方ない。カケポん(駆け出し日本語教師)だもの。
と、ちょっと言い訳。

で、振り返って悔しいことはいろいろありますが、その一つがテスト

まあ、期末テストが大雪により振替になって、振替日にエジプト行きのチケットを買っていたので無理矢理T先生に押し付けたという苦い思い出(というかごめんなさい)がありますが、それだけでなく悔しかったのが、

つまらない。

ということ。

特に期末テスト。

わたしはどうやったら一学期分の内容をテストにおさめるか、重要な文型はどれか、今までの授業で間違えが多くて復習のときも何度も繰り返したものは出さなきゃ、同じ形式の問題ばっかりじゃつまらないから選択肢の問題で、ここは自由作文で、ここは・・・

なーんてことばっかり考えて、結果つまらない!がっちがちのテストを作ってしまいました。

いや、それでも良いかもしれないのですが、なにが「がっちがち」だったのかというと、
学習者の自由意志によって書ける内容が少ない、ということ。

たとえば、わたしのテストには最後に文作りがあって、

1)あなたの とくぎは なんですか?
 ______________________
 (例:わたしは にほんごが はなせます)

みたいな自由に書ける部分はあるものの、他の問題は、

2)( )に ただしい ことばを 書いてください。
 ①かいしゃ (  ) おくれます。
 ②Aさんは うちに (    )かもしれません。かばんが ありませんから。

みたいな、答えが1つしかない問題ばかりでした。

このことに気がついたのはT先生のテストを見させてもらったからです。

T先生のテストは、いろんな人や物が書いてあるイラストがあり、
「この絵を見て、気づいたことをなんでもいいので書いてください」
という出題。
だから、イラストの中の女の子に注目して、

「これはだれですか」「いもうとです」でも正解。
「Noorさんは かわいいです」でも正解(名前も創作してOK)。
「ここは わたしの いえです」でも正解(自分に置き換えてもOK)。

なんか楽しい!!!

さらに、

「T先生は背が高いです。ハンサムです。髪が短いです。足が大きいです・・・」
という文章のあとに、
「文に合うイラストを書いてください」
という問題があったり・・・楽しいカティール(とても)!!!

なんだかT先生の学習者がうらやましくなり、そして私のクラスの皆さんにごめんなさいという気持ちになりました。

来期は「自由」をテーマにテストを作ろう。インシャアッラー。

もちろんJLPT向けや受験勉強だったら正解はひとつじゃないと困るかもしれませんが、ここはヨルダン。
楽しんで新しい世界や文化に触れる機会として日本語があるはずなんで、テストにもfunがあってもいいんじゃないかな〜。


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