もし日本語教師がアラビア語を勉強したら
日本語教師とは語学のプロ(のはず)。そんなプロ(の駆け出し)が語学に挑戦したら、どうなる?をテーマに始めたブログも、アラビア語学習編、ヨルダン生活編、日本生活復帰編を経て、大学院編に突入します!

会話クラブ 第13回 シリアのこと、戦争のこと

前回ご紹介したシリア支援団体NGO「サダーカ」さんの活動の一環で、シリア難民の現状を撮影し、その映像を日本に届ける活動のためにヨルダンへ来たさおりさんをゲストに向かえ、「シリアのこと、戦争のこと」について話しました。

この日は雨が降って、芯から冷える日でした。
そしてテーマも重め・・・。

現在、ヨルダンにはシリアから逃げてきた人が多く住んでいます。
難民キャンプもできています。
そして、キャンプ以外にも家を借りて住んでいる家族がたくさんいます。
(前回の「シリアのこと。お宅訪問してきました。」にて詳しく書きました)



なぜ、シリアがこのようなことになってしまったのか。
なぜ人は争うのか。
なぜ戦争はなくならないのか。

テーマは「シリアについて」ですが、ゲストのさおりさんは、「せかいから戦争をなくしたい」というのが大きな夢だそうです。ですから今回はこのテーマになりました。

まず、シリアの難民がヨルダンに来たことについて、「大変だと思う」「できる限りなにかしたい」と言う人がいる一方、ダウンタウンのお土産屋で働いている学習者は「店長がシリア人を雇うので、給料が下がった」という人もいました。
どうやらシリアの人はヨルダンの人より給料が低くても働くし、もともと教養のある人がシリアから逃げてきているので、安い給料でそう言った人が雇えるのでヨルダン人も給料が下げられる・・・ということを言っていました。
そういう現実問題があるんですね。

それでもその学習者は「シリアの人も大変な時だから、一緒にがんばります」と言っていました。

なぜ、そう思うのか。

それは、「同じアラブの国」だからだそうです。

これは全てのヨルダン人の意見ではない、ということを前提にお話しさせていただくと、

ヨルダンもシリアも・・・他のアラブの国も、もともとは同じアラブの国。わたしたちは仲間。兄弟。だから助け合います」と言っていました。

おもしろいな、と思ったのは、ヨルダンのパン屋さんではシリアの人たちが無料でとっていける「無料パン」というのが置いてあるそうです。知りませんでした。

ですが、一方で政府に対して冷ややかに見ている意見もありますが、自粛。

要するに、国民レベルで殺し合いをしたいと思っている人は誰もいないはずだ、という結論になりました。
それは戦争も同じことです。
でも、国が国としてある以上、戦争はなくならないのではないか。というのが学習者たちの意見でした。
(そしてその意見の元になる思いは、パレスチナ問題)

そこで、わたしは「じゃ、国をなくしたらどうかな?もう日本人、ヨルダン人、シリア人、じゃなくて、地球人!」と言ったら、

「それは、ちょっと・・・」

と、みんなの日本語(日本語の有名なテキスト)の表現で言葉を濁しました。
さすが日本語学習者だね!!
濁し方も完璧だ!

さて、どうやったらこの世から戦争がなくなるのでしょうか。

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