もし日本語教師がアラビア語を勉強したら

日本語教師とは語学のプロ(のはず)。そんなプロ(の駆け出し)が語学に挑戦したら、どうなる?をテーマに始めたブログも、アラビア語学習編、ヨルダン生活編、日本生活復帰編を経て、大学院編に突入します!

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ラマダンイベント番外編 アニメリレー

毎年ラマダンは来ます。
そして恐らく、私が赴任する前からずっとラマダンイベントはあります。

毎年、書道や映画といったイベントはあるようですし、去年私が遊びに来た時もゲームイベントをしていました。
というわけで学生から「毎年同じでつまらない」という意見をいただきました。

だったらおめーらで考えろや!!!

と、大人げなく激高してしまいましたが、その甲斐(?)あって、学習者が自分たちでやりたい企画をもってきました。
その名も「アニメリレーイベント」。

もうすでにオタクイベントの予感たっぷり、というかそれ以外の何物でもないですよね。

内容を聞いてみると、毎週3、4話のアニメを連続してみて、ラマダンの1ヶ月で見終わる、というイベントだそうです。
つまり通常テレビのアニメシリーズというのは毎週30分の番組を4ヶ月ぐらい放送しているもので、それをぎゅぎゅっと1ヶ月で見てしまおうというもの。

「それって楽しいの・・・?」

と思ったし口にも出してみましたが、学習者たちから「やりたい」といってきたイベントですのでここはひとつ付き合ってやろうじゃないか!!という意気込みで始めました。

今回の目的は「学習者が提案したイベントを学習者自身が運営する」というもの。

私が準備することはせず、学生の自主性に任せよう!と心に決めました。
人を動かすというのは自分が動くことよりも難しい。。。ということを身を以て体験することができました。

まずは「アニメリレー運営委員会」という名前のグループを作って、その中で見る作品や時間や曜日を決めて告知も彼らにやってもらいました。
見る作品はあの日見た花の名前を僕達はまだ知らない
(劇場版もあるらしいが、見たのはテレビ版)


そんな準備のいるイベントではないので、けっこうあっさりイベントはスタートしたのですが・・・



イベントって始めることより続けることの方が大切なんですよね。



このイベントは全4回のイベントです。
毎週金曜日2時間ぐらいアニメを見るだけのイベントなのですが、1回目には10人ぐらい来た学習者も2回目、3回目と徐々に人数が減って最終的には1人しか来ませんでした。
しかも、運営委員のメンバーは4人でしたが、4人そろってイベントに来たことはなく、唯一責任感のありそうなリーダー格の学生も最終回は結局来ず、それでも一応事前に連絡をしてきたので私がデータを持って教室に行きました。
(ですが、わたしも行ったもののパソコンの接続がわからず、たまたま教室に来ていたT先生のパソコンをお借りしてイベントを実施することになりました。。。本当に、わたしって。。。)


このようにかなり尻切れとんぼ、竜頭蛇尾、まあとにかくそういう残念な結果でした。


学習者に任せるのは無謀だったのかもしれません。
ヨルダンではイベントでも何でも、教師=与える側、学習者=受ける側でしかありません。
ですので学習者が与える側になる、というのはなかなかないパターンだと思います。
誰かに言われたことをやる、それが常識です。
勉強もイベントも何もかも、誰かが与えてくれるのを待つだけ、そんな印象があります。

でもそれって楽しいのでしょうか??
それって、自分自身の成長につながるのでしょうか???

ずっとずっと疑問でした。
そして与えられることを待っている姿勢がどうしても受け入れられませんでした。
だから冒頭の「毎年同じでつまらない」という言葉に怒ったのです。
つまらないなら自分たちで面白くするアイデアを出してほしいのです。

これは私の考えであり、正しいことではありません。

それを承知の上で、「自分で作り出すこと」「自分から発信すること」を体験する機会を作っていこうといつからか思うようになりました。
それが今回のアニメリレーイベントです。
(もっと言えば小さな取り組みですが書道イベントでは学生が日本人にアラビア語を教えたり・・・というのも試みのひとつです。)

結果は思うようにはいきませんでしたが、与える側、発信する側に学生を引っ張りだせたことには成功したと思っています。
次の課題は、どのように責任もって仕事なりイベントなりを全うさせられるか。
そして、与えることによって喜びを体験してもらえるか。

いやー、なんか難しいなあもう。

しかも学生にこの気持ちが伝わっているなんて到底思えないし、しかも私の考えが合っているのかどうかもわからないし。。。

でもねー。

この「学ぶ=与えられる」の意識をぶちこわして、「自ら発信して人と繋がる力」を実践したい。
でもって自分から発信するって楽しいよねー。とか、
自分で考えるって楽しいよねー。とか、
そういう気持ちを少しでも味わって欲しい。

きっと楽しい、と思えるためにも必要なのは「繋がる」体験なんだと思う。

ま、現時点でいろいろまとまりがないけど、目指すはそんなところ。

理想と現実、いろいろありますがやらないよりやったもん勝ち。
やらない後悔よりやった後悔。
これからもいろいろやってみます。
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Comments

No title

今回のイベントは良かったと思います。
自分で企画して実施する学習者にとってはとてもいいはじめの一歩だったと思います。

今回実施委員会が最後まで関われなかった要因は学習者だけじゃなくて、ラマダンでやった要因、他の学習者の参加やサポートがあまりなかった要因もあったと思います。また企画・実施側に立った学習者はたくさんの人が来てくれることを願っていたのに、あまり来なかったことに少しやる気が失ったと思います。

日本の教育環境では、イベントを企画、実施する活動は良く有ると思います。ヨルダン人に初めての試みでここまできたのは良かったと思います。今回なぜうまく最後まで出来なかったことを考えさせるのも大事だと思います。次のイベントを企画するときに参考になると思います。

最後しか来ていない私でも、結構よかったと思います



2013.08.13(Tue) 03:26       シャバーブ担当T さん   #-  URL       

Re: No title

そうですね。
別に今回のことは良かったと思っているし、ネガティブな気持ちはありません。
最終回に人が来れなくなった理由は半分私のせいですから。
今後よくなっていけばいいですね。
がんばりましょう。

2013.08.16(Fri) 02:06       hirokonihongo さん   #-  URL       

日本語教師の役割

去年も、その前もラマダンイベントありましたよね~。
去年は、神奈川からお客さんがたくさん来てくれて、
ずっとガイドに徹していました・・・。

ヨルダンの日本語学習者と
ヨルダンにいるアラビア語学習者である日本人。

彼らをがっちり結ぶ日本語教師の役割って
大きいなぁ^

2013.08.17(Sat) 22:08       ぶち姐 さん   #fkxczLn.  URL       

Re: 日本語教師の役割

コメントいつもありがとうございます!
ラマダンイベントは毎年あるらしくて、学生から「もう飽きた〜」なんて声もあるので今年は新しい試みをしてみました。
でも、新しいことをするって難しいですね〜。

「言語は文化の窓口」らしいので、言語をきっかけにお互いの文化を知って、人生がひろがったり視野が広がってその分しあわせになるお手伝いができたらいいんですけどね。
なかなかそう簡単にはいかないですね〜。
全然がっちりじゃないですよ。

2013.08.20(Tue) 13:02       hirokonihongo さん   #-  URL       

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