もし日本語教師がアラビア語を勉強したら
日本語教師とは語学のプロ(のはず)。そんなプロ(の駆け出し)が語学に挑戦したら、どうなる?をテーマに始めたブログも、アラビア語学習編、ヨルダン生活編を経て、日本生活復帰編に突入します!

ノンネイティブ講師育成プロジェクト⑤アシスタント・Oさんの場合

もう1人のアシスタントのOさん。
どうやら卒業プロジェクトの準備で忙しい様子ですが、遅刻もせずちゃんと来ています。
彼と教えているのはレベル3の授業。
このレベル3というのがまたクセもの・・・。

正直、レベル1は教室の中にいるだけで(勉強しなくても、その場にいれば)、なんとなく参加できる機会は多いと思います。
レベル2は覚えることが多いですが、1課の練習のなかでは覚えなければならない動詞の変化(て形や辞書形)は1種類だけです。

レベル3は、全ての変化を同時に扱い、さらには次々に出てくる文型を理解し接続の形を理解して運用しなければならない・・・という、まあとにかく難しいってことです。

そんなレベル3をOさんと教え始めて・・・

まずOさんの意識が変わったと思います。
何かにつけて「自分はアシスタントなんだからしっかりしなければ」と言ったり、日本語関係のイベントでは、「アシスタントなので私がやります!」とか、なんだかとても積極的。

授業でもアシスタントだから別に座っていても構わないのですが一緒に前に立って積極的に授業に参加。
気がつくと私に変わって学生を指名していることもあります。
レベル3は文法も難しいので彼のアラビア語通訳には大変助けられていますし、なかなかにめんどうな学生も多い中でうまく場を収めてくれます。

Oさんと授業をしていて思うのは、彼はHさんとは逆で時間がかかりすぎてしまう点です。
待つことができる、学習者と向き合ってちゃんと応える時間も大切ですが、クラス授業なので1人の学生からの質問だけを受けている訳にはいきません。
以前、ものすごくしつこい、いや熱心な学習者からの質問が長引いて授業時間がオーバーしてしまったことがありました。

授業の後で、「切り上げるのも大事なことですよ」と伝えたところ、Oさんは悔しがっていました。
うまく答えられなかったことが悔しかったようです。

正直、Oさんはこれからヨルダンにいて日本語教師になる予定はないようです。
それでも日本語を教える経験が彼の人生で役に立つかもしれないし、今のOさんを見ていると責任感を持ってアシスタントという看板を持とうという気持ちが伝わってきます。
そうやって真面目に取り組む姿勢が素晴らしいんじゃないかなあなんてノンキに考えています。
それに、以前は自分が日本語をできることを鼻にかけるところがありましたが、説明するのが難しかったり教えるうちに自分がまだ不完全というところに気がついた、と言っているので、少しは天狗になるのを防止できているかもしれません。
(この発言、自分が鬼のようで怖いですが本音です)

いずれにせよ、人の振り見てわが振り見えず、にならないように彼らを通して自分も磨いていかないとなー!
と、思いつつアシスタントと日々奮闘中です。



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