もし日本語教師がアラビア語を勉強したら
日本語教師とは語学のプロ(のはず)。そんなプロ(の駆け出し)が語学に挑戦したら、どうなる?をテーマに始めたブログも、アラビア語学習編、ヨルダン生活編を経て、日本生活復帰編に突入します!

惨敗!新クラスの顛末

中級クラスを作ろう!と、鼻息荒く始めた新クラス。
紆余曲折あって、「JLPT対策クラス」というものにしてみたのですが、結果・・・惨敗。もうズタボロです。
(*JLPT=日本語能力試験。英検の日本語版のようなもの)

コースの内容は、、、最初は聴解問題を解いて解説するだけ。
でも途中からこれはまずいと思って、最初に文法の説明をして聴解問題を解くやり方に変更。文法の説明では他の授業と同様にパワーポイントを使用していました。
最初の2、3回は漢字をやったり読解をやったり、迷走もしましたが、
1時間半の授業で45〜50分は文法+35分聴解を解く、というスタイルが後半で定着していきました。

スタート時には10人ほどいた学生も最終的に残ったのは3人。
しかもスタート時にいた学生はお金を払っていなかったので、利益も4人分だけ。
まあ私は利益とか考えなくていいスタッフなので関係ないと言えばないのですが・・・。
でも費用=お金だけではありませんから。
自分のかけた労力も費用ですから。
効果=お金じゃありませんから。
学生の得たものも含まれますから。

それを考えると、今回のこのクラスは準備やコース内容を考えて悩む時間などもふくめるとものすごく労力をかけたものの、得られた効果は金銭面でも学習者の成長の面でもわずかでしかなく、、、
まさに労あって益なし!

・・・と言い切ることはできませんが、それに近いと思います。

つらいですが、現状を把握、分析して次につなげないと!!

まずはなぜ益なし(効果なし)と思うか。
大きく考えると、以下2点。
①学習者がこなくなった
②学習者が「できるようになった」と私(教師)が感じなかった。

①の理由
 学習者にヒアリング:
 ・簡単だから受ける必要がない。
 ・聴解練習のようにただ聞いて、こたえるだけならできるので授業を受ける必要がない。
 ・来年受ける予定なので、実践練習はそこまで必要じゃない。
 ・教科書がないし、どのようなコースなのか目的がわからない。

 +私の推測:
 ・話す時間がなかったからかもしれない。
 ・文法の確認しかできず、応用ができなかった。
 ・学習者同士の知識に差があって、どっちにもふさわしい内容が提供できなかった。

②の理由
 私の推測:
・ 毎回スコアをとっていたわけではないが、最初から出来る人は出来る、出来ない人は出来ないままコースが終わってしまった。
・ 毎回聴解問題を解くだけでは練習にならないらしい。

 
まあ、こんなところだと思います。

「中級コース」と思い込んだ学生が10人来たけど、毎回JLPTの対策では続かなかったということ。

つまり、そんなにJLPTだけを学びたい学生はいなかったということですね。
ニーズが少なかったんですね。
でもって、私(教師)の準備が手抜きでコースの方向性が見えなかったこと。
ちゃんとしたテキストに沿って勉強したい人が多かったことも理由に挙げられると思います。
毎回プリントを配って教科書代わりに、と思っていたのですが、学生はプリントを大切にする文化がありません。配られたその時は見ますが、次からなくす。見返さない。
途中から見かねてファイルを配りましたが、管理はできていないようでした。
たとえ教科書を最初から配って勉強していたとしても見返さない人は多いとは思いますが、さすがに教科書はなくさないので見返すチャンスもあるかもしれません。

こういったプリント管理も教える必要があるのかもしれませんが、プリント管理術を教えるのが日本語教師の仕事か?というとちょっと疑問です。
学生が勉強したいスタイルに合わせる方が海外にいる教師としては良いんじゃないのかな。。。なんて。
もちろん程度の問題ですが。

とにかく教科書をもたないコースというのは学生にとってもやりにくいし、毎回プリントを用意する教師にとっても手間です。
ちゃんと教科書は配った方がいいと痛感しました。


そもそも、なんでJLPTにこだわってしまったのか。
それは、一部の学生が「勉強したい」という声がきっかけでした。
でもフタを開けてみたら、その声の主は来ない。来ても1、2回だけ。。。
そんなもんですね。
いつでもお客様、消費者は言いたいことだけ言って無責任ですから。
私が提供側としてもっと取捨選択、計画しなければならなかったんです。
マネージメントって難しいです。

それに、新しいことを始めるのって本当に難しいんだと痛感しました。

わたしは経験もあまりないので、まわりにもっと相談すればよかったです。
そこらへんは自分の至らない点ですね。
自分でできる、なんとかする、と思ったけどできなかった。
他人のことを自分のことのように考えられる人間って少ないから、最初から諦めているところがあったのかもしれません。なんて言い訳ですが。
うざがられるぐらいの勢いで助けを求めれば、誰かが何か良いアドバイスをくれたかもしれないのに。

まあ、そんなこんなで自分で息巻いて始めた新コースは散々でした、という報告でした!

さ、同じ失敗を繰り返さないためにも、次の中級コースに集中、集中!!
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