もし日本語教師がアラビア語を勉強したら
日本語教師とは語学のプロ(のはず)。そんなプロ(の駆け出し)が語学に挑戦したら、どうなる?をテーマに始めたブログも、アラビア語学習編、ヨルダン生活編を経て、日本生活復帰編に突入します!

虐待防止ワークショップに行ってきました

このブログにも何度か登場しているカラクにある障碍者施設で「虐待防止ワークショップ」が開催されることになりました。
この施設は過去2回訪れたことがあり、そのうち1回は日本語ミニクラスをやって惨敗したことがあります。
(詳しくはこちら→新たな挑戦・知的障がい者施設で日本語レッスン

その時も施設のスタッフの放置プレイというか利用者を使っている感じとか・・・かなり思うところはありましたが、ついにワークショップを開催することに!
といってももちろん私が開催するのではなく、この施設で働いている友人のYさんとFさんが企画、実施することになりました。
(ちなみにに同僚T氏は通訳として参加)

施設のスタッフたちが集まって、障碍者の権利条約を読んだり、
ケーススタディを通して「どういったことが虐待なのか」を学んだり、
虐待をしない状況を作るにはどうしたらいいのかを考えたりしていました。
一方的ではないワークショップというのが素晴らしかったと思います。

虐待の原因や解決策をグループで考えてシェア。

驚いたのが、障碍者の権利について講師の方が話していたら、あるスタッフが「じゃあ、私の権利はどうなるんだ!?障碍者に殴られたら、私は私を守る権利がある!殴る権利がある!!」と怒りだしました。
(アラビア語で言っていたので詳細は雰囲気です)

それに対して講師の方は、
そんな考えの奴はやめちまえ!!」
と。
(こちらも詳細は私の意訳です)

そんな檄の飛ばし合いの中で、ある女性スタッフが「私は今まで虐待をしていた・・・」と認めていました。

確かにその女性は前に私が施設に来た際に、障碍者である利用者さんたちをイスに座らせて、自分は携帯をずっといじっていました。
そして利用者さんの1人がトイレに行きたいと言った時に、障碍が軽度の利用者さんにトイレへ連れて行くように「命じて」いました。

そういう方が自分の虐待を認めたのは大きいと思います。

誰でもそうだと思いますが、自分のミスや過ちを認めるのは難しいです。
特にヨルダンではその傾向は強いと思います。
自分のミスは絶対に認めず、他の人のせいにするのが当たり前です。
(実際に、この女性スタッフ以外の人は「自分の仕事じゃないからしないのは当たり前だ」といったようなことを言っていました)

このワークショップを通じて各々が少し変わったらこの施設の雰囲気はずいぶん変わるんじゃないかなーと思いました。

そしてこのようなワークショップを開催している友人らの努力と今までの苦労を考えて、胸が熱くなりました。

このワークショップを開いても、人が変わるのは簡単ではありません。

また明日から利用者さんを放置して携帯をいじるスタッフは変わらないかもしれません。

やっても無駄かもしれないけど、やらなかったら何にもならない。
そんな気持ちで取り組んでいたんだと思います。

施設の皆さんに、友人らに幸あれ!!

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