もし日本語教師がアラビア語を勉強したら
日本語教師とは語学のプロ(のはず)。そんなプロ(の駆け出し)が語学に挑戦したら、どうなる?をテーマに始めたブログも、アラビア語学習編、ヨルダン生活編を経て、日本生活復帰編に突入します!

ノンネイティブ講師育成プロジェクト⑥アシスタントが終わったら

2013年8月から「ノンネイティブ(非日本語母語話者)の日本語教師を育成しよう!」プロジェクトを開始して訳半年が過ぎました。

まずはアシスタント教師として私と授業に入ってもらったHさんとOさん。
約4ヶ月の授業(9月中旬〜1月初旬)を一緒にしてきました。

そして先日、Oさんからアシスタントの体験報告を私だけではなく、同僚のT先生、K先生も同席の上、聞きました。

Oさんにとってアシスタント教師の経験で、
もっといい人間になった」そうです。
(もう本当に自分のことを謙遜しないな、コイツ!と思いましたし言いました)

というのも、アシスタントをしてから日本語を学ぶのは自分だけの経験ではなくて、他人に分配するべきだと思うようになったからだそうです。
でも、もっと任せてほしかった。とも言っていました。
アシスタントだし、日本人じゃないので学生から不信感を抱かれていた印象もあるそうです。

確かに、学生の中には「日本人から教わることに価値がある」とか、「日本人じゃないので間違っているかもしれない」と思っている人がいます。残念ながら。

実際には日本人だからって完璧じゃないし、文法知識に置いては学習者であるノンネイティブのほうがより把握している場合もあります。

それでもまあ、ネイティブ=完璧!なんていう思い込みは誰にでもあるものですから仕方がないです。

私はOさんに対してはあまり1人で教えることをさせませんでした。
それはOさんが将来教師になる可能性がないし、教師の経験がないという理由でした。
でもせっかくアシスタントとして雇ったのだから、何度か1人で教える経験を与えた方がよかったとOさんの意見を聞いて思いました。
もしくは、教材を一緒に作るとか。

と、Oさんに同情すべき点もありますが、、、いや、ちょっと待てよ、

Oさんがいつも授業直前に来るから打ち合わせができないんで任せられないんじゃん!!!!

と、今なら思います。
そうそう、もっと早く来て打ち合わせしたら任せても良かったんだけどね。
そういう指導をしなかったのも私なので、どのみち私も悪い。Oさんも悪い。痛み分けです。

今回のOさんの反省点は多々ありますが、これはOさん個人の問題点ではなく、ノンネイティブ講師全体に関わることだとも思います。
学生の信頼を得る。
正しい日本語を話していると実感させる。
日本人(ネイティブ)以上にノンネイティブに学ぶ価値がある・・・ではなくても、どちらも価値があるとわからせる。

こういったことが、今後ノンネイティブ講師が働いていく上で解決すべき問題なのかもしれないと思いました。


ちなみに、Oさんのこれからですが、やはり教師にはなれません。というかなりません。
大学を卒業して海外で働く予定だそうです。
それでも将来、プライベートで日本語を教える機会があったら嬉しいです。






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