もし日本語教師がアラビア語を勉強したら

日本語教師とは語学のプロ(のはず)。そんなプロ(の駆け出し)が語学に挑戦したら、どうなる?をテーマに始めたブログも、アラビア語学習編、ヨルダン生活編、日本生活復帰編を経て、大学院編に突入します!

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違いのわかる日本語教師って響きがイイ

「違いのわかる日本語教師」
ダバダ〜ダバダ〜ダ〜♪
なんてものがあったらかっこいいですね。ぜひなりたいです。
(なんの違いがわかるようになればいいのか疑問ですが)

休日の昼下がり、ちょっと日本語教育について考えてしまったのでつらつら書きます。
先日、日本語教師の大先輩に、
海外でマンガアニメブームがあるのに、ずっと日本語の文法だけを教え続けた学校の失敗例がたくさんある
という話しを聞いたからです。

ヨルダンでも同じです。

日本語学習者の8割ぐらいがアニメマンガがきっかけで日本語を学び始めています。
そのうちの3〜4割はアニメマンガをたくさん見ているので、語彙や文法をたくさん知っています。
そんな彼らに対して従来の文法中心の教え方は果たしていいのか?とずっと思ってきました。

今の時代、ツールはいろいろあります。
それをどう使いこなすのか。
何を使えば良いのか。
そういったことを紹介するのも教師の役目なのかな、と思います。

それに、ヨルダンで日本語を教えていると、日本語の授業は文法を教えて使いこなせるようになることだけが目的じゃないな、と肌で感じます。

そのためにいろいろ試行錯誤はしているのですが、例えば、初級で「いくらですか?」「〜えんです」という文法を勉強して、練習として「エリンが挑戦!にほんごできます」第6課 ねだんをきくのスキットを見せます。

エリンちゃんがバスに乗って値段を聞いて払うシーンです。
これをヨルダンの学習者に見せるといろんな発見があります。
例えば、
バス停があるんですね。
とか、
1列で並んでいる!
とか、
え?おつりって自動的に出るんですか!?!?
とか、
まあ、いろんな発見があります。
なぜなら、ヨルダンでは、ほぼバス停というものが存在しません
手を上げてバスを停めて乗るのが普通です。
そして当然1列で並びません。もちろん!
さらにバスにはバスコントロールのお兄さんがいて、おつりはその人からもらいます。
大きいバスではコントロールのお兄さんがおらず、バスドライバーがおつりの管理をしています。
でも、たまにおつりがないときは、客同士でおつりのやり取りをすることもあります。
(「誰か両替して!」とドライバーが叫ぶとお客さんが小銭を持ってきます)
といった生活の違いを知ることができます。

そこで、「日本は自動でおつりがでるのはすごいね〜」という意見もあれば、「ヨルダンのほうがどこからでもバスに乗ることができて便利だよ〜」といって意見交換ができます。

なるべくこういった意見が出てきたときは、日本が良い,ヨルダンが良い(or悪い)という話しになるのではなく、
「みんな違って、みんないい」by金子みすゞ
の精神で考えるように伝えています。

ヨルダンで日本語を勉強している人は、語学としての日本語を学びたいだけの人は少ないです。
なので、いろんなツールを使ったり紹介したりして、学習者の人生観というか視野を広げられるように気をつけています。

たとえ日本語を全て忘れてしまっても学習者の人生にプラスの何かを伝えられる教師になりたいです。
それがダバダ〜ダバダ〜な教師なのかもしれません。

(でもできれば日本語も文法も忘れてほしくないですが・・・)
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