もし日本語教師がアラビア語を勉強したら
日本語教師とは語学のプロ(のはず)。そんなプロ(の駆け出し)が語学に挑戦したら、どうなる?をテーマに始めたブログも、アラビア語学習編、ヨルダン生活編を経て、日本生活復帰編に突入します!

第17回 ヨルダン日本語弁論大会 その7 プレゼンテーション部門の感想

スピーチそのものについて。
まずはプレゼンテーション部門から。
プレゼンテーションは制限時間が4分で、テーマは「日本に伝えたいヨルダンの◯◯」です。

動画はYouTubeで見ることができます!
17th Japanese Language Speech contest (Presentation) 第17回日本語弁論大会@ヨルダン大学

以下、私の個人的な感想というか学生紹介というか。

①モーターズさん「ヨルダンの武術」
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モーターズさんは一般公開講座でレベル4を勉強中の会社員です。日本語学習期間は1年半ぐらいだと思います。
自分が習っている「テコンジュツ」というヨルダンで作られた武術について話していました。
彼がきているのも「テコンジュツ」の道着だそうです。
モーターズさんはもともと日本人の友達が多く、日本人ともっと話せるようになりたいからと日本語の勉強を始めた学生です。
「武術を通して日本とヨルダンの架け橋になりたいです」という言葉通り、今後も武術と日本語を通して交流を深めていってほしいです。

②モハンマドさん「ヨルダンと日本のアニメ」
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モハンマドさんはモーターズさんと同じくレベル4の学生ですが、学習期間はもう少し長いと思います。詳細は不明ですが・・・。

テーマが「日本に紹介したいヨルダンの◯◯」にも関わらず、「ヨルダンと日本のアニメ」と聞いて、最初は「?」と思いましたが、ヨルダンで放送されているアニメとそれを見たヨルダン人の反応、思い、その後にとる行動について話していました。
内容も興味深いですし、何よりモハンマドさんが楽しそうに語っている姿が印象的でした。
(もう彼は原稿を全然覚えられないし読むこともできないし、本当に参加できるかどうかが危うかった学生です・・・)

③イブラヒムさん「アラビックコーヒー」
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イブラヒムさんはヨルダン大学のエンジニアの学生で、ベドウィンっぽい見た目のハンサムボーイです。
日本語は一般公開講座で勉強していましたが学校が忙しいので途中で来られなくなって、半年ぐらい間が相手からもう一度勉強している学生なので、学習期間は半年未満だと思います。

日本語学習者には珍しく、アニメにも武術にもあまり興味がない学生です。
イブラヒムさんが紹介しているアラビックコーヒーの知識はヨルダンの人でもあまり知らない人が多く、誰にとっても勉強になったプレゼンだったと思います(最初の一杯はホストが毒味する、など)。


④ハディールさん「おいしくて、しろいもの」
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ハディールさんもイブラヒムさんと同じく、レベル1だけ公開講座で受けていましたが、その後大学が忙しくなったらしくて自力で勉強している学生です。なので、学習期間は4ヶ月+独学2ヶ月ぐらいです。

まずタイトルがいいですね。「おいしくて、しろいもの」って何?と興味をそそります。
そして出だしの「安心してください、マンサフについてじゃありません」の一言で会場は爆笑。
「マンサフ」とはヨルダンで一番有名な料理です。
彼女のプレゼンは、そのマンサフを特徴付けるヨーグルトのソース、ジャミードについて発表していました。
彼女の家では今でもジャミードを家で作っているそうです。
発表は面白いのですが、ジャミードの味がゆえにマンサフが苦手な日本人がたくさんいます。。。私は嫌いではありませんが。

⑤タワブさん「ヨルダンの民族衣装」
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タワブさんはヨルダン大学を勉強している学生で唯一の出場者です。彼女はレベル2なので6ヶ月ぐらい日本語を勉強しています。大学の日本語コースは選択科目なので弁論大会に出場するほど情熱のある学生は少ないのですが、彼女は出てくれました。嬉しいことです。

タワブさんの発表を聞けば、ヨルダン=黒づくめ衣装ではないことがお分かりいただけると思います。
そしてお土産物屋さんでみかける衣装の正しい使い方、名前などもわかります。
リハーサルでは問題なくスラスラ言えていたのに、緊張していたせいか、本番で内容を忘れてしまったようです。彼女の中で辛い思い出になってしまわないかと、心配していたのですが、後日、コンテストのお礼なのかアラブ料理を作ってプレゼントしてくれました。
そしていつもと変わらず笑顔でいるので、彼女にとってこれもまた良い経験になっているといいな、と思います。

⑥ヤスミンさん「ヨルダン料理」
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ヤスミンさんは一般公開講座でレベル2を勉強中の学生で、日本語を勉強し始めて半年ぐらいだと思います。
まず声がかわいい!存在がかわいい!!
普段のクラスでもアイドルというか華やかな存在らしいです(担当のK先生談)。
内容もかわいいし、発音も上手。どうやら普段から日本語の歌やドラマをたくさん見ているので耳がいいそうです。最近私とK先生の間では、「お腹がすいたらごめんなさい♡」と可愛く言うのがブームです。

⑦クタイバーさん「ミヒバーシュ」
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クタイバーさんは、、、まさに本番に強い学生そのもの!!!
前日まで練習に付き合いましたが、原稿を読み上げることもできず、カミカミでつっかえまくりで、もう何言ってんだかわからないよー!という感じでしたが、当日はアイコンタクトもしているし会場の空気をつかんでいました。唯一音声を使ったプレゼンで、なかなか興味深かったと思います。
テーマのミヒバーシュもヨルダンの文化でありながらあまり知られていない物なので、興味深かったです。
クタイバーさんはレベル3で勉強をしていますが、学習歴はとても長いそうです。でもなかなか続けられなくてお休みが多いので上達できないことが悩みだ、と本人は言っています。
今回のプレゼンが自信に繋がり、勉強の楽しさに繋がれば良いのですが。

⑧アラさん「ベドウィンの生活」
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アラさんもヤスミンさんと同じクラスの学生で、お土産物屋で働いています。
去年、弟さんがスピーチコンテストに参加して、今年は自分が!とかなり気合いが入っていました。スピーチコンテストの告知前から原稿を準備していました。ずっと準備していたこともあり、内容もわかりやすいしスライドも見やすかったです。
何度も練習に付き合っていたので、最後の「ベドウィンは(1)ホスピタリティ(2)助け合い精神(3)勇気です」は覚えてしまいました!!


以上がプレゼンテーション部門です。
本当に学生諸君、よく頑張りました!!


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