もし日本語教師がアラビア語を勉強したら
日本語教師とは語学のプロ(のはず)。そんなプロ(の駆け出し)が語学に挑戦したら、どうなる?をテーマに始めたブログも、アラビア語学習編、ヨルダン生活編を経て、日本生活復帰編に突入します!

夏学期は4倍効果?

ヨルダン大学は2学期制で、春学期と秋学期で構成されています。
ですが、夏休み中も「夏学期」という特別な学期があり、希望者のみ受講できます。
夏休み中2ヶ月の間、毎日授業がありますが、たった2ヶ月で単位を取れるということもあり、受講する学生もまあまあいます。

教師にとっては夏学期はやってもやらなくてもいいので、ロシア語の先生は真っ先にお休みをとって帰省していたり、中国語の先生はもちまわりなのか通常4名先生がいるところを、1人のみお留守番してあと3人はどこか旅行へ・・・という先生方が多く、授業も少ないです。

日本語の場合は、真面目に開講しています(やっぱり日本人・・・)。
毎年開講しても人数が10名いるかいないかなので、そこまでやる必要があるのかと自問自答ですが、「勉強したい」という学生が1名でもいるならば開こうじゃないか!という気持ちでやっています。

ところがなんと、今年の夏学期は登録者が40名越え。しかもレベル1だけで。

何が起こったんだろう?私が教え始めて2年間、多くて15名だったのが突然のダブルスコア越え。
しかし、レベル1だけで、レベル2は7名、レベル3は2名は例年どおりです。

とにかく日本語のオフィス兼教室は15名までしか入らないので、急遽大学側に大きい教室を用意してください。とお願いしました。

その間に、教室に来た学生には事情を説明して待ってもらうようにお願いしました。
この時にわかったのですが、40名中半分ぐらいはマレーシアの留学生でした。

マレーシアの留学生は歯科医や薬学の勉強をしている学生で、日本語も単位になると聞きつけてやってきたのです。
マレーシアで勉強したことのある学生も入れば、アジアの言語に親しみを持っているからという理由で勉強しにきたそうです。もちろん、いつものようにアニメ好きもいました。

いずれにせよ、大人数なのはありがたいことです。
しかもみんな「日本語が勉強できてうれしい!」というキラキラした人が多い。
ていうかマレーシア人の瞳がキラキラしていてまぶしい。
なんだろう、このマレーシア人たちのかわいらしいかんじ。。。

しかし、ラマダンマジックなのかヨルダン大学の事務能力の低さなのか、はたまた夏休み中で担当の人がいなかったせいか、、、とにかく何度大学にお願いしても教室が用意されない

しょうがないので自分で他の先生方に交渉しても場所がない
というわけで、同僚K先生と話し合って、時間帯を分けることにしました

本来は10時から11時までの授業を、8時から9時、11時から12時と3クラスに分けて教えることにしました。つまり労力3倍。
そのかわりレベル3を廃止して、K先生と割り振ったために1人2クラスの担当ですみました。

この方針が決まるまで大学の授業開始から1週間以上が経過。
本当はもう少し待ったら教室が見つかるかもしれないとは思ったけど、ヨルダン大学が全く信用できないのでこの荒技を実行しました。

待たせていた学生にはオリエンテーションを開催して、時間を3つにわけるので申し訳ないけど別の時間に来てくださいとお願いをしました。
(何で私たちがお願いしなきゃいけないんだよ、という怒りもありますが・・・)

学生はすでにスケジュールを決めているのでなかなか難しくて、教室の前にあるホワイトボードに希望の時間帯に名前を書いてもらったところある程度は分かれてくれましたが、やはり10時からのクラスが20名以上希望者がいて、頑としてゆずりません。

仕方がないので20名のままだと抽選になるし、抽選からもれたひとは今学期の受講はできません」と言ったら、「えー!?私は卒業するから絶対いま取りたいし他の時間も無理」とか「なんで私たちが変わらなければならないの?」と文句ぶーぶーの学生たちの中からマレーシアの学生が出てきて、ササっと自分と友人の名前を10時から11時のクラスに書き換えました


・・・なんて良い学生が多いんだ、マレーシア留学生!!!!



ちょっとマレーシアに行きたくなってしまいました。

そんなマレーシアの留学生の優しさに支えられ、40名の学生を3つコースに分けての夏学期がスタートしました。
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