もし日本語教師がアラビア語を勉強したら
日本語教師とは語学のプロ(のはず)。そんなプロ(の駆け出し)が語学に挑戦したら、どうなる?をテーマに始めたブログも、アラビア語学習編、ヨルダン生活編、日本生活復帰編を経て、大学院編に突入します!

夏学期、終了間近。成績について

満員御礼の夏学期も終盤。
今は期末試験の時期です。

大学の単位取得できるコースを教えていると、学生はいい成績を取るために必死です。
今回は中間テストの平均点が95点越えをしたため、学生たちは「私はAを取れますか?」と、何度も聞いてきます。
ヨルダン大学では相対評価が基本なので、先生によってはクラスの5%しかAをあげないという方針の人も少なくないのでこのような質問が多いようです。

日本語のコースは毎回10人ぐらいしか受講者がいないので、この方針で成績をつけるとAは1人しかあげられません。ですが、毎回学生はテストの点数はいいし、授業も熱心にしているし、宿題も全て提出してくるので、私は絶対評価で成績をつけています。
そして、最終的に成績を登録する際に、学科の責任者である学科長に「Aが多すぎるから少なくしろ」と言われた場合は、一通り口論の末に一番点数の低い学生をB+にしたりします。

考えてみれば、私の人生で人に成績を付けるのは初めてのことです。
日本で働いていた時も、期末テストの点数で進級できるかどうかを決めましたが、AやBといった「成績」を付けることはありませんでした。

ヨルダン大学では、中間テストと期末テストがあります。
いずれも100点満点で、最終的な成績を決める際には、中間テストが30%、期末テストが50%と決められています。残りの20%は教師が自由に決めていいのですが、私は出席が10%、宿題が10%と決めています。

例えば、Aさんは授業に毎回来ていて宿題も全部出しました。この時点でAさんは20ポイント。
さらに中間テストでは90点(100点満点)、期末テストは80点(100点満点)でした。
この中間テスト90点が30%なので、27ポイント。
期末テスト80点が50%なので、40ポイントです。
つまりAさんの総合ポイントは20+27+40=87ポイント。
この総合ポイントを元に成績をつけます。

成績にはスケールと言って何ポイントから何ポイントまでがA、とある程度の目安があります。
私はこのスケールを前の学科長である英語の先生からもらいました。
3パターンぐらいあるのですが、一番厳しいスケールは以下の通りです。

A 94ポイント以上
A- 93 〜 88
B+ 87 〜 84
B 83 〜 80
B- 79 〜 76
C+ 75 〜 72
C 71 〜 68
C- 67 〜 62
D+ 61 〜 55
D 54 〜 50
D- 49 〜 45
F 44 〜 0

ちなみに「F」は「Fail」、つまり落第です。
このスケールだと、Aさんは「B+」です。まあまあ良い方ですね。
94点以上がAとは厳しいようですが、日本語コースはみんな点数が良く休まないので、このぐらい厳しくしてもAの人が多いです。

教師としては全員に勉強をしてほしいし、その結果、全員がAを取れたら良いとは思うのですが、大学という場所は、というか教育機関としては成績の差を付けなければいけないところなようで、毎回学生を「どう落とすか?」を考えてしまうのがとても嫌です。
そして、Aをとるためにやっきになる学生にも嫌になります。
でもまあ、やっきになるだけ頑張る姿勢は素晴らしいとは思いますが。

さてさて、今回はどのような成績になることやら・・・。
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