もし日本語教師がアラビア語を勉強したら

日本語教師とは語学のプロ(のはず)。そんなプロ(の駆け出し)が語学に挑戦したら、どうなる?をテーマに始めたブログも、アラビア語学習編、ヨルダン生活編、日本生活復帰編を経て、大学院編に突入します!

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ついに発見!日本紹介番組「ハワーテル(改善)」

私がヨルダンに来た2年前ぐらいから放送されている(もしくは、放送されていた)サウジアラビアのテレビ番組がある。
そのテレビ番組では日本の文化が紹介されていて、それを見たヨルダン人が「日本はすごいな!」と言うので一度は見たいと思っていたのですが・・・ついに動画を発見!!

リンクはこちら
↓↓↓
日本をべた褒め番組「ハワーテル(改善)」日本語

日本をべた褒め番組「ハワーテル(改善)」アラビア語

番組のタイトルは「ハワーテル」。改善という意味らしく、番組の司会の胸元には「改善」という漢字が縫い付けてある。ちょっと下手だけど・・・。

「改善」というのは単にimprovementという意味だけではなく、日本の製造業から生まれた工場の作業者が中心となって行う活動・戦略のことで、日本以外の国でもエンジニアを中心に知られています。
この番組もカイゼンで有名な日本を紹介するよ、という意味合いでこのタイトルにしたんだと思います。

この番組、日本の学校やフードコートや屋上のフットサル場などなど、いろんな文化というか習慣を紹介している番組です。
司会の男の人がおもしろおかしく賑やかしてくれるので、確かに笑えるし日本ってすごいなーという気持ちになれるのですが・・・

これを見たアラブ人は「日本はこんなに素晴らしいのに俺たちって・・・」みたいな嫌な気持ちにならないのかな。とちょっと心配。

プロパガンダとまでは言いませんが、露骨に日本はスバラシイ!!アラブはダメ!!!!!みたいなメッセージが伝わって来て、笑いきれませんでした。

考え過ぎかもしれませんが、確かにヨルダンではアラブはダメだ、終わっている・・・という発言をしている学生が少なからずいます。
それは日本語を教える私としては大変悲しいです。
日本を褒めてくれるのは嬉しい。でも、日本だって問題はたくさんあります。

たとえば、この番組では日本人は食べ残しを全然しない!それに比べてアラブのひとは平気で残すし全部ゴミに捨てて汚い!!
という放送をしていましたが(アラビア語ver.の後半)、日本の食料廃棄は年間1,700万トン以上です。(平成23年度農林水産省のデータより)

レストランで廃棄する様子はきれいにしているかもしれませんが、実際には食品自給率が低いにも関わらず輸入に頼っているにも関わらず、廃棄しまくっているという事実が日本にはあります。

このように事実を曲げてしまうのがテレビなので、それを全てだと信じてほしくないと強く思います。

でも、確かに思いやりの心を育てる教育や清潔さを保つ勤勉さとか、番組内でも言っていますが「私たちも見習わなければならない」と言ってもらえるのは大変嬉しいし、実際見習ってほしいとも思います。

一方、家族で支え合う姿勢やのんびり過ごすことの大切さを知っているのはアラブです。
人とのつながりを大切にしている文化も私たち日本人が見習うべきところです。

バランスは大切です。

双方、良いところを知り合って、習い合って、よりよい世界にしていく努力を互いにしていきましょう。
というスタンスを持って、日本人もアラブ人もこのような番組を見てほしいな、と思いました。
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