もし日本語教師がアラビア語を勉強したら

日本語教師とは語学のプロ(のはず)。そんなプロ(の駆け出し)が語学に挑戦したら、どうなる?をテーマに始めたブログも、アラビア語学習編、ヨルダン生活編、日本生活復帰編を経て、大学院編に突入します!

中級コース始めました@JJCS その1

2013年の11月から「JLPTクラス」を開催。
N3とN4の聴解問題を中心に勉強するクラス。
惨敗の様子はこちら→「惨敗!新クラスの顛末

2014年2月から「できる日本語初中級(第1課〜第7課)」までを使った中級クラスを開催。
こちらの記事はほぼなし。
月例報告でちらり→月例活動報告 2014年2月

というわけで、今学期は中級への挑戦、第3弾。

今回は「新日本語の中級」(スリーエーネットワーク)という教科書を使います。第1課〜第5課の予定。

本当は「アニメで学ぶ日本語」とか「ライトノベルを読もう」とか「Twitterで学ぶ日本語」とかやってみたかったです。
しかし、JLPTクラスでも辛酸をなめたように、一部の学生の「やってみたい!」に踊らされて大変な目に合いたくなかったし、もしかしたら他の先生が続けるかもしれない、というかできれば続けていってほしいので引き継ぎが簡単そうな教科書ありきのコースにしてみました。

まあ、これもまた言い訳で、単純に教科書があったほうが自分が楽だからです。

いずれにせよ、中級コースを担当するのですが、場所が新拠点です。
ラマダン前にT先生が初級を少し教えていた場所ではありますが、コースとして毎週通うのは私にとっては初めての場所です。
それは、ヨルダン日本協力協会(JJCS)!!!

場所はヨルダン大学のお向かい、アリババインターナショナルスクール内です。

JJCSについてはブログに何度か書いていますが、簡単に言うと去年発足したヨルダンと日本の交流を目指したNPO団体です。

なぜ、JJCSという団体で日本語を教えるのか?

それは、JJCSが希望だからです。

ヨルダンの日本語教育は、今までヨルダン大学、JAAJの2カ所だけでした。
そしてその2カ所はいずれも日本の資本によって支えられている場所で、教えているのも私のような日本人ボランティアがほとんどです(JAAJはずいぶん変わりましたが、大学は100%日本のボランティアのみ)。

JJCSは日本(政府)の資本によらず、ヨルダン人と日本人の協力によって生まれた新たな団体であり、資本はヨルダン人がサポートしています。

こういう場所がヨルダンには必要です。

日本政府がお金を出すのをただ待っている場所ではなく、自分から日本と関わろうとする姿勢や自律して経営しようとする場所が必要です。

ヨルダン大学やJAAJは「お金は日本側からもらうもの」という態度しかないので、もし日本がお金を出せなくなった瞬間に全てが終わります。

でも、日本政府に頼らず自立している団体だったら、何があっても自分たちの力で日本語教育を続けていくことができます。

私はそういう場所をヨルダンに作りたい。
今作れなくても、将来、そういう場所ができてほしい。

と、ヨルダン日本語教育の現実が見えて来た頃からずっと思っていました。

だから、このJJCSという団体に私は希望を託して、中級コースを教えることにしました。

でもこれがなかなか難しいんですよね。
私はボランティアなので当然、給料をいただくわけにはいかないのですが、かといって無料のコースを作るわけにもいかず・・・。
なぜなら、将来この団体では日本語教育を続けていってほしいし、できれば教師も自分たちのお金で雇ってほしい。できれば日本語を勉強して来たヨルダンの日本語学習者が働く場所になってほしい。
そのためにも絶対、教師には給料を払ってもらわなければ困るし、そのためにも無料のコースを作るわけにもいかない。

そんな事情もあり、今回は週に1回1時間半の授業を15回(ぐらい)の内容で40JD(教科書代は別に2.5JD)という価格に設定。
教師への給料はない代わりに、JJCSの資金として蓄えること。
私には給料を支払わない代わりに日本語の活動として、授業以外の日も教室などの場所を使わせてもらうこと。
などなどを取り決めました。


ちなみに2年前の日本語クラス(一般公開講座)は同じ内容で25JDだったので、まあ高いと言えば高いですが、もう払えないなら来なくて結構、ぐらいの強気で告知しました。

その結果、現在10名の学生が登録。

JAAJでは支払いシステム(事務方)がポンコツなので100%回収できていたかはかなり怪しいのですが、JJCSはインターナショナルスクール内に場所を借りている関係で、会計もそのスクールのスタッフがやってくれています。
そのため回収率は100%。学生のリストもすぐ作ってくれるのでかなり安心。

このコースを成功させて、今後のヨルダン日本語教育に新たな一歩を踏み出して帰国しよう。
そんな熱い想いで中級コース始めました。
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