もし日本語教師がアラビア語を勉強したら
日本語教師とは語学のプロ(のはず)。そんなプロ(の駆け出し)が語学に挑戦したら、どうなる?をテーマに始めたブログも、アラビア語学習編、ヨルダン生活編を経て、日本生活復帰編に突入します!

ビジネスマンへの日本語

今年から新たな挑戦。それはビジネスマンへのレッスンです。

今のところ個人レッスン(と、1回だけクラスレッスン)しかしたことがありませんが、けっこう戸惑っています。

日本でもヨルダンでも、クラスレッスン、しかも学生が多い中で教えていました。
ですが、ビジネスマンは日本で働いている会社員です。
しかも年齢から言ってもキャリアから言っても私よりも上。
なんというか、学校での授業は相手が「学生」で、ビジネスマンへのレッスンは「お客様」が相手、というのが違います。
また、お客様は目の前で教える人だけではなく、その背景にいる会社もお客様です。
二重のお客様、二重の責任を感じます...。

教え方も多少違います。
日本語学校では基本的に日本語で日本語を教えるようにと言われていますが、ビジネスマンは時間短縮のためなら英語を使ったほうが良い。むしろ使うべき、という考えが基本です。

これに関しては私は大賛成です。
ヨルダンでも同様にしていました。

教え方でいうと、何かを教えるということも大事ですが、相手が学びたいことに合わせるってことが大事なんだと気がつきました。
学校では「教科書の10ページから18ページまで。教える項目はこれとそれとあれと...で、宿題はこれ」といったように決められていることが多いのですが、ビジネスマンはもちろん範囲はあるものの、それよりも相手が何を学びたいか、そして何を話せるようになるかがもっと大事なんだと感じています。

例えば、初級の会話で、
A:これ、どうぞ。お土産です。
B:何ですか?
A:コーヒーです。どうぞ。
B:ありがとうございます。

というのがありますが、先日この練習をしたところ、ビジネスマンOさんから「何ですか」の代わりに「何が入っていますか?」は使えるか、と聞かれました。
それは、このレッスンの前に「〜が入っていますか?」というサバイバル日本語を教えたので、汎用したかったようです。
もちろん使えるのですが、「入っていますか」というフレーズは長いし、Oさんも上手く言えていなかったので、「いえますけど、『なんですか』のほうが簡単ですよ」と言ったら、Oさん不服顏。
むしろやや怒り。。。
「じゃ『入っています』を使いましょう」
と言ったら、うれしそう&ノリノリで会話ができました。

このように、小さいことではありますが、教師が「これは何ですか」が教科書にあるし簡単な表現だからといって押し付けるのではなく、以前習った(もしくは自分が知っている)言葉を使いたければ使えばいいんだと思います。
大事なことは一方的に教えるんじゃなくて、相手を見ること、知ること、対話することだなーと気がつかされました。

もちろん、クラスレッスンだったり、テストに受からなければならないといったタスクがある時には話が別ですが、教師はあくまで学習者のサポーターなんだな、と再確認できた一件でした。

これからお客様が満足できて能力が向上できるような仕事をしていきたいです。
どんな授業だろう?模索の毎日...。


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Comment

お誕生日おめでとう。
お誕生日おめでとうございます!!
お誕生日、まずは今まで出会ってきたひとたちや
おせわになった人たちに感謝したいよね。

こちらは、両親や親戚との時間を優先しつつ。
実家でのんびり。
アフリカへ行く前に、
またお会いできるといいです。
2015.05.03 19:22 | URL | ぶち姐 #fkxczLn. [edit]
Re: お誕生日おめでとう。
いよいよアフリカ出発なんですね。
メールします。是非お会いしたいです!
2015.05.04 18:21 | URL | 中山 ひろ子 #- [edit]

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