もし日本語教師がアラビア語を勉強したら
日本語教師とは語学のプロ(のはず)。そんなプロ(の駆け出し)が語学に挑戦したら、どうなる?をテーマに始めたブログも、アラビア語学習編、ヨルダン生活編を経て、日本生活復帰編に突入します!

ヨルダンにおける日本語教育

アラビア語の学校も終わってホッと一息。

これからヨルダンで日本語教師生活が始まるわけですが、その準備としてヨルダンの日本語教育を振り返ってみます。

参考資料はJAPAN FOUNDATION 国際交流基金より。

まずは概要
1993年からヨルダン大学に青年海外協力隊員の日本語教師が派遣されていて、その後も継続して日本語教師を派遣しているそうです。
つまり、20年近く日本語教師を派遣し、日本語教育を続けているわけですね。

そして現在。
同様に日本語教師が派遣されています(わたし)。
以前は日本語教師が2〜3人という体制もあったようですが、私の代から1人体制にもどりました。

そしてヨルダン人日本語教師も1人います。
日本語能力はもちろんのこと、日本語に対する愛、日本語のためなら何でもするぜという気合い、そして気遣い、IT能力、だじゃれ能力・・・などなど、すばらしい才能にあふれたヨルダン人日本語教師が1人います。
そんな「ヨルダンの星」と言われているすばらしいT先生がわたしのパートナーです。


そして20年の間に育ってきた日本語学習者たちもいます。

ヨルダンの日本語教育の特徴かもしれませんが、学習者同士のつながりが深いです。
兄弟そろって勉強している家族もあるし、友達同士で勉強していたり、友達の友達が・・・というように、日本語学習コミュニティのつながりが濃いように感じます。

この中から第2、第3のT先生が生まれることを祈るばかりです。



そして、どこで日本語を勉強しているのか?

その1.ヨルダン大学の選択授業
その2.JICA日本語研修員同窓会(通称、JAAJ)の事務所で開催する日本語公開講座

の2カ所です。

ヨルダン大学はヨルダン大学の学生向け。
JAAJは誰でも受けられる有料講座。
という違いはありますが、どちらも初級〜中級までの授業を開催しています。
初級が中心ですね。

しかも大学でも授業は週に2〜3回、JAAJは週に1回ですから、2年かけてみんなの日本語1がおわるかな・・・という進度だそうです。

学習者数は初級が2、30人いるそうですが、進級するたびに10人、8人、6人・・・というように減っていっていくそうです。
そう考えると学習者数は大学とJAAJ合わせて・・・100人いるのかなあ・・・。


学習者のモチベーションですが、先日話した学習者がこんなことを言っていました。

「日本語は大好き。だから日本語クラスにくるのは楽しい。大学では英語とスペイン語を専攻しているの。
ビジネスのために英語とスペイン語を勉強して、日本語は自分の楽しみのために勉強しているの」


この言葉がきっとヨルダン学習者を表しているのではないかと思っています。

日本語を勉強して就職につながるかと言ったら・・・難しいかもしれません。
おそらく5年後10年後にはもっと日系企業も中東に新出してくる可能性はありますが、日本語(しかも中級レベル)ができることがどれだけ就職に役立つかはわかりません。

それでも日本語を勉強したい!
日本語が好き!

という学習者がほとんどだと思います。
(もちろん中には単位目当ての大学生もいますが・・・)


わたしはこんな「日本語大好き♡」という学習者の気持ちを大切にしながら、
一緒に楽しく日本語を勉強できたらと思っています。


だってわたしも日本語好きだもんね!
アラビア語も好きだもんね!!
日本語を勉強している時間がキラキラ☆できるといいなあ〜。
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