もし日本語教師がアラビア語を勉強したら
日本語教師とは語学のプロ(のはず)。そんなプロ(の駆け出し)が語学に挑戦したら、どうなる?をテーマに始めたブログも、アラビア語学習編、ヨルダン生活編、日本生活復帰編を経て、大学院編に突入します!

「反転授業ワールドカフェ」に参加してきました!

去る8月26日(土)、武蔵野大学で開催された「未来の先生展」というイベントの「反転授業ワールドカフェ〜世界の実践者とつながって語り合う教育の未来〜」というイベントにオンラインで参加しましたので以下、まとめます。
講演者はジョナサン・バーグマン氏、田原真人氏です。
詳しくはこちら。



1. 田原氏インスプレーショントーク
今、社会はパラダイムシフトしようとしている。
産業革命から世界は巨大な機械と考えられていた。
人間は機械のように同じ動きをすることで秩序を保っていた。
そのため情報は管理者のみが持っている。
管理者に黙って従うことが求められていた。そのため、服従、時間厳守、忍耐強さや思考の規格化(同じように考える)が必要なので、当然教育もそのような能力を身につけるための教育をしてきた。
この機械のような世界では世界は決まった法則で動いているため、ある程度決まった(必要な)作業をしていけば欲しい未来が手に入った。
ゴールは未来。ゴールから今すべきことが明らかになった。

しかし、22年前からインターネットが生まれてからこの理論が通じなくなってきた。
インターネットによって世界が強くつながって、1つの生命体のようになってしまった。そのため、あらゆるものが繋がりあって複雑な現象が起きるようになった。

機械のような世界では一部だけを見て他は無視して法則を見つけられたが、生命体のような世界でそれは通じない。
世界中が強くつながっているため、一部だけを見て他を無視できなくなってしまった。

そのため、今後秩序を保つためには自然が持っている「自己組織化する能力」が重要になっている。
「自己組織化する能力」とは、木は自然と寄り集まって森を作る。
私たち人間も同じように自然と集団を形成し、互いに助け合って組織化し、秩序を作っていく。

「自己組織化する能力」を身につけるための教育には何が必要か。
1. 自然のように一人一人が自由になって生きたいように生きる。
 (自分自身であること)
2. 情報は組織の構成員がそれぞれ持っている。対話や組織学習によって情報を共有し、進むべき方向を見出していく。
 (違いから学ぶこと)
3. 今から未来を作る(成功パターンはないので、今していることから最善の未来を創っていく)
 (内省によるリフレーミング)

今後の教育は、安全な場所で自分を表現していくことが必要。

2. バーグマン氏インスピレーショントーク
反転学習3.0について
(反転学習1.0では学生の成績や教師の満足に集中していたが、3.0では1つのテクニックとしての反転学習ではなく、様々な教育方法に使えるメタ教育方法に進化しているという考え方に進化。詳しくは後述)

バーグマン氏による質問:教室の対面授業は何に使うのがベストか?
→できるだけ生徒と向き合う時間にしたい。
 Marzano Research の調査(アメリカの授業では何に時間を割いているか)
 58%講義(新しい内容に取り組む)
 36%学んだことを実践する、練習して深める
 6%仮設の生成と検証を含む複雑な課題に取り組む
 …田原氏のインスプレーショントークで話していた機械のような世界における教育と同じ。

ベンジャミンブルームの分類法によると、勉強とは以下のように単純なものから複雑なものへと段階を追っている(下が一番簡単)
 創造(最も技術が必要:仮設の生成と検証を含む複雑な課題に取り組むなど)
 評価
 分析
 応用
 理解
 記憶(単純、覚えるだけ)
→反転学習にすることによって授業内でのヒエラルキーを反転させられる
 →とはいえ、全てを逆転するというよりは、分析と応用が一番大きいダイヤ型→
  になるのが現実的。

>反転学習とは?
反転学習は新しい教育テクニックではなく、メタ教育テクニック
反転学習はビデオ学習といった一つの形をとる教育手法ではなく、
反転学習はいろんな学習を支えるためのメタ教育てニックである。
どんな教育方法でもサポートできる。
反転学習はOSで、PBL(プロジェクトラーニング)やMasteryなどはアプリのようなもの。

>なぜ反転学習は成功するのか?
 理由は2つ
 1)能動的な学習(アクティブなラーニング)環境が作れる
 2)見落としがちなポイントだが、教師と学生や学生と学生の関係が良くなるという理由も。
   安全に学習できる場所があるから。

>反転学習は様々な問題を解決できる
1)学生の低い理解力が解決できる。
2)教師の不満を解決(教師の不満ってどういうこと?どうして嬉しくなる?
3)成績向上(特に最も低い人たちが向上)

ワールドカフェ(ハーベストで話し合った内容も含めて)
セッション1:教室で何をするのがベスト?
・話す、アウトプットする、アクティブラーニング、文法は自学でいい。
・沈黙、内省でもいい
 →熟成する時間になるから。


セッション2:反転授業で教室の学びが変わることで、未来はどう変わると思いますか。
・自分で考えたことを表現できる時間が作れる=自分らしく生きられる
・インタラクティブな時間が増える、いろんな価値観に触れられる
・反転学習だけじゃ変わらない。
 でも、教員というか教育観を変える方が大事。(どうやって変えるかはみんなで考えよう)
・それぞれの学習目的にあって学習できる=序列を作らない=平和
・自分で実践したことから学えるようになる
・学生同士のスキルの差があっても、学びあえる。助け合える。
 そうやって学び合い、助け合いの中で社会が作られる。→機械じゃない社会が作れる。

以上です。

大学院のセンパイインタビュー 夏休み番外編

今まで5人のセンパイにインタビューをさせていただきました。
そして、このようなインタビューをしていると、大学院について質問されることも多いのでいっそのこと番外編としてQ&Aをしてみることにしました!

リンク→大学院のセンパイインタビュー 夏休み番外編


裏話:
本当は私以外の大学院生との座談会希望だったのですが...人が集まらず、断念。
でもいつかやりたい!座談会!!

大学院のセンパイインタビュー⑤藤本かおるセンパイ

なんと、インタビュー5人目!
なんとなく折り返しっぽい印象ですが、どこまで続くのでしょうか、このインタビュー。

村上センパイはICT×日本語教育のセンパイでしたが、藤本センパイも同じくICTが専門(だと私は思っているのですが)で、色々参考になるお話を聞かせていただきました!

リンク→大学院のセンパイインタビュー⑤藤本かおるセンパイ


インタビュー裏話:
前回のくーみんセンパイと会った学会に藤本センパイも来ていて、「今度インタビューさせてください!」「いいよ。いつでもどうぞ〜」と名刺をいただいてその後連絡して、今回のインタビューに至りました。
本当に、この連載はインタビューを引き受けていただけるみなさんのご協力あって成り立ってます...(感謝)。

ラマダン、終わりました!(だいぶ前に!)

ラマダン、終わりました!
2週間ほど前に。
時の流れは早いなあ。

今年のラマダンは初めて本気のサーイム(断食)をしました。
夜中の2時半ぐらいから夕方の7時まで飲まず食わず。
だけでなく、断食が始まる前の「サフール」と呼ばれる朝食(?)を食べてから断食してました。

この「サフール」、、、めちゃめちゃ体に悪い気がします!

なぜなら、夜中の2時ぐらいからご飯を食べるんですよ。
しかも普通の朝食!いやむしろ重めに!!
私は作るのが面倒だったので、シリアルとバナナとヨーグルトを食べることが多かったですが、友人ムスリムの話では夜中2時にフライドポテトとかご飯とか食べる人もいるらしいです。
おいおい、それお腹大丈夫?
と聞きましたが、大丈夫だそうです。

そんなにガッツリ食べていたら、そりゃ夕方まで食べなくても大丈夫かも。。。

実際、私も2時ぐらいにバナナを食べて水をたっぷり飲むと、夕方までの時間なんとかなりました。
最初の2日間ぐらいはお腹が空くし、頭が痛くなりましたが、断食明けのイフタール(夕飯)を沢山食べたりチョコレートなどで糖分を摂取したりすると頭痛は治りました。

そんなこんなで1ヶ月、サフール(断食)を続けましたが、やはり大事なのはサフール(断食)の目的だと思います。
サフールをして、お祈りをする。
いつもよりもっともっとお祈りをして神聖な気持ちになる、、、これがラマダンの本当の目的なんだと思いました。

今回はモスクに行ってムスリマたちとイフタール(夕飯)を一緒に食べる体験もしてみました。
マレーシアやインドネシアなどアジアからの留学生と偶然知り合い、彼女たちの「ラマダンおめでとう!」というキラキラした笑顔が印象的です。
彼女たちは日本に来られたこと、そして仲間たちと無事にラマダンを迎えられたことに感謝しているようでした。
誰に感謝しているか?
もちろん両親や周りの人にも感謝していますが、アッラー(神様)にも感謝していました。

このアッラーの存在っていうのは結構ありがたいもので、辛い時に頼れるし、嬉しい時にも頼れる(感謝できる)し、私はこういう存在がいるのはいいなと思っているので、彼女たちの感謝している姿を見て心がほっこりしました。

そんなこんなで今年もラマダンが終わりました。
来年はどうなるかな〜。

大学院のセンパイインタビュー④くーみんセンパイ

連載するに従って、インタビューの依頼がしやすくなってきましたw
今回は大学院博士課程に入学したばかりの先輩にお話聞かせてもらいました。

リンク→大学院のセンパイインタビュー④くーみんセンパイ


インタビュー裏話:
今回は日本語教育の学会で久しぶりにあったカケポん(駆け出し日本語教師)時代からの友人、くーみんを見つけて「え、ちょっとインタビュー頼むよ」とお願いしてランチ中に収録してしまいました。
インタビュー記事には書いていませんが、お互いの近況報告(プライベート面)もできて、楽しい時間が過ごせました。
カケポん、懐かしいなあ...。

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